本日のイカロス君 2010.07.20
本日は心眼を用いた運用が実施されたようです。
針山地獄に佇むみちびきさんのグリグリ。世にも恐ろしい…!
どうやら主役は金星ちゃんのようですが、あかつきくん出演なるでしょうか?
■07/2102:54:22: 自己紹介(津田) [IKAROS-blog]
つださんの自己紹介きたー!
ソーラーセイルが原理的に可能であることは,IKAROSをやるまでもなくわかっていたことです.
しかしわかっていることとやれることには100光年からの差があります.ソーラーセイル技術を
実証できた意義は,いろんなところでお話させていただいているのでここでは置いておくとして,
ともあれ世界で初めて,「ソーラーセイリング」を実現したのです.人類の夢実現の片棒を担げたかと思うと,IKAROS殿も少しばかりむずがゆい思いを
しているのではないでしょうか.IKAROSが成功したのは,大学とJAXAの人間から成るIKAROS開発チームの努力のたまもの
であり,失敗しなかった理由は,IKAROSのバスシステム(通信・姿勢・推進・電源・
データ処理等の宇宙機の根幹をつかさどる機能)を開発した我が国のメーカー群の確かな
実現力と高い技術力によるものです.
非常にチャレンジングなこのIKAROSミッションの足跡を振り返るに,特に後者の点を
感じずにはいられません.
日本は,もう少しばかりこの点を堂々と誇ってもよいのではないかな,と感じたりもします.
うむ、急造の機体でありながら堅実にこの挑戦的なミッションをこなしているのはこれまで地道に積み重ねてきた基礎技術の賜物ですね。
あ.
言いたいことを言っている間に,いつのまにかIKAROS紹介になってしまいました.
自己紹介に戻しましょう.私は,IKAROSチームのサブチームリーダーを務めながら,IKAROSの軌道・航法・姿勢制御を
担当しています.
私がソーラーセイル研究に携わって7年.この新しい航法を実現するために,私自身,セイルの
折り方からスタートしました.折り紙から始めて,ついに"航法"にまでたどり着いたのです.生みの親(のひとり)としては,ここまでやってくれたわが子であってもさらに多くを期待して,
まだまだ沢山の実験を用意しています.
IKAROSは,ソーラーセイルができるかどうかではなく,今後のソーラーセイル技術のために
どれだけのことをできるかを見せるステージに来ています.これからのIKAROSのフライトに,引き続き応援をどうぞよろしくお願いいたします.
セイルの展開方法も、ソーラーセイルにおけるミソですよね。世界的には傘のように骨の付いたセイル案がよく見られますが、日本独特というかこれはもう折り紙そのものですからw、地道に考え抜かれたその帆が宇宙で見事に花開いた様はとてもエポックメイキングな光景でした。今後もガッツリデータ取って将来は是非木星探査を!