SPRINT(小型科学衛星)シリーズの計画概要 [JAXA]

その1号機は地球型惑星の大気流出を観測する天文衛星。

  • 大気流出の観測にはEUVが最適ある一方で、EUVは地球大気で吸収・散乱するため、地上からは観測不能
  • そのため、逆に宇宙空間に出て、惑星の大気を見るのに好適
  • EUVで観測する科学は例がほとんどないため、発見的な要素が多く、教科書を書き換える成果が期待できる
  • 地球型惑星(金星・火星)については、太陽風による上層大気の引き剥がし現象を対象としているため、太陽風が強い2013〜2014年の観測が必要
  • 指向安定度は数秒角を目指しており、大型衛星と遜色ない

JAXA:科学衛星13年度打ち上げへ [毎日]

 打ち上げは13年度を予定し、開発中の小型固体燃料ロケット「イプシロン」1号機に搭載する。開発費は40億〜50億円。

開発中のSRPINT-Aとみられる写真もあり。SPRINTはイプシロンロケットの主要ペイロードとして計画中の科学衛星シリーズですが、5年に3機というか3年に5機くらい上げて欲しいものですw