UNITEC-1「しんえん」復活の可能性

おお?

Unitec-1のこれまでの状況まとめ(2010/8/10) [UNISEC]

4)いくつかの仮説が考えられ、何らかの原因で永久故障した可能性もありえますが、次のような「復帰できる可能性をもった仮説」もでてきました。
(1)初日に取れたCWの解読結果の一部が衛星が極めて低温であることを示している可能性があり、 (2)初日に部分的に取れた電波が二日目以降取れなかったのは、初日よりも太陽からより遠ざかったことでより低温になったためであるという説明がつくこと、 (3)詳細な熱解析の結果、低温になる可能性が否定できないことがわかったこと、 などを考えると、一つの仮説として「衛星内部、特にバッテリ部の低温により電源系が十分な電力を送信機に供給できなかったため初日には不安定な電波となり、より低温になる2日目以降は電波が出せない状況になった」という可能性が否定できないことが明らかになってきました。

5)そこで、衛星が地球半径よりも太陽に近づき温度状況が改善される8月後半より、再度34mアンテナを使った運用を実施しようと、現在計画を策定中であります。

どうやら今後太陽に近付くにつれて低温で機能低下したと思われるバッテリが復活する可能性があるそうです。これはちょっと期待です。