「はやぶさ2」開発費30億円要求へ…文科省 [読売]

 小惑星探査機「はやぶさ」の後継機「はやぶさ2」について、文部科学省は2011年度概算要求に開発費30億円を盛り込み、本格的な開発に着手する方針を決めた。

 2014年打ち上げを目指す。

 はやぶさ2は、有機物に富むと考えられる小惑星「1999JU3」から試料を持ち帰り、生命の起源を探る。世界の最先端を走る小惑星探査の技術を発展させることで、日本の宇宙開発のブランド力の向上にもつなげたい考えだ。

 日本の宇宙産業は国の仕事が中心で国際競争力の弱さが課題になっており、文科省は「はやぶさ」ブランドを活用して海外に衛星などを売り込みたいとしている。

 はやぶさ2の総開発費は148億円。14年に打ち上げられれば、18年に1999JU3に到着し、20年に地球に帰還する。

はやぶさの後継機 開発推進へ [NHK]

政府は、「はやぶさ」で獲得した技術が、世界の惑星探査をリードするために有効だとして、27日、菅総理大臣を本部長とする宇宙開発戦略本部を開き、この「はやぶさ」の後継機の開発を重点的に進める方針を決定することにしています。

文科省と戦略本部から同時に来ましたね。これはもう固いか!?

はやぶさ2、政府が開発決定 費用148億円 [朝日]

 小惑星探査機「はやぶさ」の後継機となる「はやぶさ2」の開発が27日、政府の宇宙開発戦略本部で正式決定された。

政府の方針としても開発決定。これで残るは概算要求が通るかどうか。

政府、準天頂衛星開発へプロジェクトチーム [日経]

 政府は27日、首相官邸宇宙開発戦略本部(本部長・菅直人首相)の会合を開き、全地球測位システム(GPS)の精度向上につながる準天頂衛星の開発に向けて、プロジェクトチームを設置することを決めた。来月11日に打ち上げる1号機「みちびき」の実績を検証し、後継機の開発方針を来年6月をめどに決定する。泉健太内閣府政務官を座長とし、関係省庁の政務官をメンバーとする。

 準天頂衛星はGPSと連携して日本上空を飛ぶことで、山間地やビルの谷間でも測位情報を得やすくする。軌道の関係上、1基あたり日本上空を8時間しか飛ばず、後継機の開発が焦点となっていた。検討結果を2012年度予算の概算要求に反映させる。

また準天頂衛星システムについては、来年度に後継機の是非を決定する模様です。

国際宇宙ステーション参加、20年まで継続 [読売]

 政府の宇宙開発戦略本部(本部長・菅首相)は27日、国際宇宙ステーション(ISS)への参加を予定より5年間延長し、2020年まで継続することを決めた。

 米国の協力要請に応じた。日本は毎年、ISSの維持管理や研究に約400億円を投じているが、今後はアジア各国にも参加を呼びかけ、費用負担を軽減するとともに、国内産業の振興につながる実用的成果を目指す。

ISSについても負担軽減を盛り込んだ上で計画延長する方針に決定したようです。