はやぶさ2
今回の軌道制御は,およそ800時間イオンエンジンを稼働させ,5月中旬に完了する予定です.この軌道制御による増速量は毎秒120m(=時速440km相当)で,はやぶさ2の飛行方向に向かって噴射するので,瞬時的には飛行速度は減少します(逆に,長期的には軌…
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、地球スイングバイ後の小惑星探査機「はやぶさ2」の軌道の計測と計算を行い、「はやぶさ2」が目標としていた軌道上を順調に航行していることを確認しましたのでお知らせします。 軌道決定が完了したようで、…
小惑星探査機「はやぶさ2」は、平成27(2015)年12月3日(木)の夕方から夜にかけて地球スイングバイを実施し、19時08分(日本時間)に地球に最接近、ハワイ諸島付近の太平洋上空約3,090kmを通過しました。 NASA深宇宙ネットワーク局の支援を受けた探査機運…
地球スイングバイに向けた精密誘導を実施し、最終的に正確な軌道が確定。観測を行うプロ向けの情報ですね。明日12月3日19時7分が地球最接近時刻となります。その時間は外出中なのですが、今回もNVSさんが特番を組んでおられるようなのでチェックしたいと思い…
JAXAによると、同日午後、約4秒間の噴射を行い、軌道が正常に修正された。探査機の状態も良好だという。12月3日に地球に最接近して、地球の重力を利用して加速するスイングバイを完了するまでにさらに2回の軌道修正操作をする。 <運用状況速報> 2…
おお、ついに決定したようです。いやこれ良いんじゃないですか!? 「浦島太郎」の物語で、浦島太郎が玉手箱を持ち帰るということが、「はやぶさ2」が小惑星のサンプルが入ったカプセルを持ち帰ることと重なること。 小惑星1999 JU3は水を含む岩石があると期…
9月1日(火)から2日(水)にかけて実施したイオンエンジン追加噴射が、計画どおり終了いたしました。今回の稼働は、2日間で合計約12時間となっています。 ちなみに、この2日間で使用したイオンエンジンはAとDでした。 12月3日に控えた地球スイングバイに向…
以前一部で報じられていましたが、公式に募集が発表されました。衛星の愛称募集のように多数決というわけではないようで、選考委員会で選考された案を発見者経由でIAUに提案する流れだそうです。命名のルールについてはリンク先に明記されています。 しかし…
−−スイングバイのときは、はやぶさ2は地球から観測できるのでしょうか。 吉川さん 口径1メートル程度の大きめの望遠鏡であれば観測できる可能性があります。火星探査機のぞみが地球スイングバイをした際、天候はあまり良くなかったのですが、国内1カ所の…
さて、本日から6日(土)まで、地球スイングバイに向けたイオンエンジン連続運転・第2回目を行います。 今回の連続運転の予定時間は、約100時間を計画しています。当初、イオンエンジン連続運転は2回行い、その合計稼働時間を約600時間としていましたが、 打…
今村さんが本日行われた記者説明会の模様をレポって下さっています! 自分は所用で文字起こしできませんでしたが、公式を含め動画も公開されています。非常に順調な運用が行われているようで、地球スイングバイは今年12月3日予定と発表されました。おそらく…
「はやぶさ2」プロマネ交代についてコメントが出されました。新しいプロジェクトチームになっても様々な形で関わっていってくださると思います。
さて、この組織改編に合わせてか「はやぶさ2」プロジェクトマネージャーも國中先生から津田先生へとバトンタッチされたそうです。最初の吉川先生から数えて交代はこれで2度目となります。 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日、小惑星探査機「はやぶさ2…
3月21日土曜日。L+108です。 本日の運用において取得した探査機テレメトリーデータ(※)より、第1回目のイオンエンジン連続運転が、同21日午前5時30分(日本標準時)をもって正常に終了したことが確認できました。 3月3日から開始した連続運転は409時間とな…
イオンエンジンの第1回連続運転も順調に進み、明日21日には、所定の稼働時間数(約400時間)に達する見込みです。 イオンエンジン連続運転終了は、前日の運用までに予め探査機に送信したコマンドプログラムが自動で流れ、そのタイムシーケンスの中で「イオン…
2014年12月3日に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」に、パナソニックのリチウム一次電池が搭載されています。搭載されているのは、長期保存特性に優れたパナソニック製のBR系の円筒形リチウム一次電池3モデル(BR-A、BR-1/2AA、BR-C)で、2010年に帰還し…
おお! いよいよ巡航開始です。地球スイングバイまでの間のイオンエンジン稼働ノルマはさほど多くはありませんが、スイングバイ時には非常に精密な誘導が求められます。よい航海を! はやぶさ2プロジェクトマネージャ 國中 均より皆様へ 「全ての関係者の皆…
H-IIAのフェアリングは分離され海上に落下したあとも浮力で漂い続け船舶に対し邪魔になるため回収を行っています。去年「はやぶさ2」を打ち上げたH-IIA26号機の時も同様ですが、今回そのフェアリングを種子島宇宙センターのある南種子町が譲り受け、現地見学…
さて、お待たせいたしました。 L+44で出題しました「スタートラッカが撮影した星空はどこ?」の答えの発表です。 スタートラッカ画像・解答編です。こ、これは分からん!! これほど狭い範囲を観測して測位していたんですね。こんなのずっと見てたら目がシ…
今回もNVSさんの中継映像から文字起こしさせて頂きました。ありがとうございます。 また、今村さんも記者説明会の様子をレポって下さっています。非常に読みやすくまとめて下さってますのでこちらも是非。 「はやぶさ2」初期機能確認期間の運用状況に関する…
おお! 去年12月、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」について、JAXAは28日午後、記者会見を開き、飛行の状況や機器の様子などについて説明しました。 それによりますと、はやぶさ2は、動力源となる4台の…
小惑星探査機「はやぶさ2」が現在行っている初期機能確認期間(打上げ以降約3ヶ月間を予定)での運用状況等について説明いたします。 日時:平成27年1月28日(水) 15:30〜16:30 出席者(予定): JAXA 月・惑星探査プログラムグループ はやぶさ2プロジェク…
今回のKa帯通信の試験運用では、ある画像の取得も試みました。 その画像がこちら。 そうです。L+レポート始動の回で紹介した「スタートラッカ」が撮影した画像の一部です。 この画像が星空のどこを写したものか、次のヒントを参考にして、皆さん、ぜひ当てて…
エッセーのトリは松浦さん。 「これが黄金時代なら、後は下り坂一方なのか」 笹本さんと、「あとで『あの時が最高潮だった』ということにしたくないよなあ」とうなずきあったのだが、妙に重い感覚はずっと私の内側に残り続けた。 「『あの時が最高だった』で…
JAXA広報などにも携わられ打ち上げ失敗の酸いも甘いも味わった寺薗さんが、今回ついに初めて目の前で打ち上げを見られたそうです。かなり濃い記事ですよ。
栗栖教授が考案したのは、永久磁石を使った装置。固定した板状の永久磁石の間に可動式の円筒形永久磁石を置くシンプルな仕組みだ。弱い電気を流すとモーターが作動、歯車とネジがゆっくり回転して、円筒形磁石を一方の固定磁石から引きはがし、もう一方の磁…
年始からの運用では、探査機に新たに搭載された「Kaバンド高利得アンテナ」によるKa帯通信機能の確認を行っており、探査機との通信が確立されていることが確認できています。 引き続き順調に飛行中のようです。Kaバンドはリンク先の図にあるように海外局の協…
「フェアリング」は長さが12メートルあり、打ち上げ後伊豆諸島・八丈島近海の太平洋に落下し、回収されました。このフェアリングをおよそ4センチ四方に切断したものが、南種子町の見学場で打ち上げを見た人のうちおよそ400人に抽選で町から贈られます…
「はやぶさ」プラネタリウム作品を手がけておられる上坂監督。最後のところ、確かに。自分も種子島まで10数回見に行って、今回が1,2を争うくらい感動する打ち上げだったんですよ。なかなかプロジェクト化が実現しなかった頃からの思い入れとか、悪天候での…
12月26日、L+(エルプラス)のカウントは23日となりました。 「はやぶさ2」の運用は順調で、探査機の搭載機器の初期機能確認を続けています。この初期機能確認は約3ヶ月間かけて実施する予定です。(12月5日付プレスリリースをご参照ください)。 打ち上げ…