HTV2号機の打上げに向け、曝露パレットにNASAの物資を搭載 [JAXA]

年明けにも打ち上げられる見込みのHTV-2に搭載される装置。

9月20日種子島宇宙センターにて、宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)2号機の曝露パレットにNASAの物資を搭載する作業が行われました。

今回、曝露パレットに搭載されたNASAの物資は、カーゴ輸送コンテナ(Cargo Transport Container: CTC)とフレックス・ホース・ロータリ・カプラ(Flex Hose Rotary Coupler: FHRC)です。

CTCは、小型の軌道上交換ユニット(Orbital Replacement Unit: ORU)を収容して、国際宇宙ステーションISS)船外に保管するためのコンテナです。FHRCは、ISSのS1トラスおよびP1トラスに設置されている、放熱用ラジエータ回転機構(Thermal Radiator Rotary Joint: TRRJ)を構成するORUのひとつで、回転するラジエータパネルにアンモニア流体を供給する機構です。これらの物資は、HTV2号機でISSに運ばれ、ORUの予備品として、ISS船外に保管されます。

ISS太陽電池が搭載されたトラス回転軸の冷却システムということでしょうか。先日も別の冷却システムがトラブルを起こしましたし、重要な備品ですね。