JAXA筑波宇宙センター特別公開 - HTV2号機で熱くなり、パラボラに萌える! [JAXA]

自分は今回行く事が出来ませんでしたが、大塚さんのナイスレポが上がっています。JAXA軍手欲しい… JAXA手ぬぐいとJAXAござは持っていますが。

ここ数年、JAXAの若手有志グループによる"ゲリラ展示"のスペースと化しているのがH-IIロケットの下。筆者も毎回楽しみにしているのだが、今回もアップデートがあった模様だ。

よりによってロケットの下。毎回晴れているからいいようなものの、降ったらどうするんだという気も

ディスプレイが新設されてますね。先日の実験では墜落してしまったようですが今後に期待。あとここで展示を行なえば天候が大きく崩れないというジンクスでもあるのでしょうかw 今年の春は会場直後がちょっとヤバかったですが。

講演では、HTV初号機に関して振り返る内容が中心であったが、最後に種子島で組み立て中の2号機についても言及、順調に作業が進んでいる旨の報告があった。初号機では、スラスタの異常過熱やGPSソフトウェアのバグといったマイナーな問題もいくつか出ていたが、2号機ではこれらについてもすでに対処済みということだ。

この講演聞きたかったなあ。2号機からは複雑な軌道上実験は省かれますので特に大きな負荷はなさそうです。

研究開発棟(S-6)にて、「宇宙からただいま!『いや〜キツかった〜』」というタイトルで紹介されていたのは、「微小粒子捕獲実験及び材料曝露実験(MPAC&SEED)」。内容を紹介するコントが子供達にウケていたが、これは、人工衛星で使われる素材の耐久性がどのくらいあるのかを調べる実験(SEED)と、宇宙空間を飛んでいる微小な粒子を捕らえる実験(MPAC)から成り立っているもの。1つの実験装置に試料を乗せて、8カ月半の間、日本の実験棟「きぼう」の曝露部に設置されていて、2010年4月、山崎宇宙飛行士とともに地球に帰還した。

そんな代物が手に触れるような所にポンと置かれているとはw もちろんサンプルは別ですが。

宇宙ステーション試験棟(W-4)の3Fからクリーンルーム内を見られるのが最近の定番の1つであったが、この中にあったHTVの試験モデルが新展示館に移ったということもあり、今回は3Fの公開はナシに。その代わり、2Fで「きぼう」ロボットアームの操作訓練室が初めて公開。これは宇宙飛行士による訓練に実際に使われているそうで、室内への立ち入りはできなかったのだが、次に長期滞在する古川宇宙飛行士もここで訓練を行ったとのこと。

前回までHTVの展示があった場所に代わって訓練室が公開されたらしい。筑波が訓練拠点になったらより多く利用されそうですね。

今回の一般公開では、珍しく衛星間通信実験棟も公開されていた。この施設だけほかと大きく離れており、かなり歩かないと辿り着けないのだが、よりによってスタンプラリーのスタンプがここにあるため、景品をもらうためにやむなく足を運んだ人も多いだろう(まぁそのくらいしないと、誰もここまで来てくれないという気もする…)。とは言え、このサイズのパラボラアンテナを間近で見る機会もなかなかないので、これはこれで面白い。

筑波宇宙センターかなり広いですよね。奥まで往復する間にでっかい池とかあってそこにアヒルだか鴨だかが住み着いてますが、毎度そこが子供の休憩場所というか遊び場になっています。講演とか聞くために徒歩で何往復もするとけっこう汗をかきます。てかよく考えたらこのパラボラまだ見たことが無いぞ… 今度ちゃんと見に行こう。

途中には「マムシに注意」の札も。本気か冗談か良く分からない

うーん、出てもおかしくないんじゃないでしょうか。やたら広いですし1匹や2匹は…

平成22年度「宇宙の日」 筑波宇宙センター特別公開 [JAXA]

今回の特別公開には、10,209名の大変多くの皆様にご来場いただきました。

来場者数は前回とほぼ同じだったようです。当日の様子を納めた動画あり。