2011年度予算/文科省、改良型H2Aロケット機体開発費で14億円 [日刊工業新聞]

 文部科学省は28日までに、打ち上げ能力の大幅な向上に向け検討中の国産基幹ロケット「H2A」改良型について、2011年度の機体開発費予算案が14億円となったことを明らかにした。
 宇宙航空研究開発機構JAXA)と三菱重工業が開発準備を進めており、総事業費は約160億円、13年度の打ち上げを目指す。三菱重工H2A改良型の開発で、市場を席巻している高機能・低価格の欧州やロシアのロケットに対抗し、海外での衛星打ち上げ受注ビジネスの拡大を狙う。
 H2Aロケットは01年の1号機以来、17回の打ち上げに成功(03年に1回打ち上げに失敗)、打ち上げ成功率94・4%を誇る。改良型は異なる高度に人工衛星2基の同時打ち上げを可能にするなど、打ち上げ能力向上を狙っている。

予算案でも触れられていましたが、H-IIA上段改良に14億(総額160億)付いたそうです。