H-IIBロケット2号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)の打上げ時刻について [JAXA]

 宇宙航空研究開発機構JAXA)は、種子島宇宙センターから宇宙ステーション補給機こうのとり」2号機(HTV2)/H-IIBロケット2号機(H-IIB・F2)の打上げを平成23年 1月20日(木) 15時29分19秒(日本標準時)と決定いたしましたのでお知らせいたします。

確定来ました。予定通り20日の15時29分で行くようです。

HTV2号機・Y-0ブリーフィング(速報版) [大塚実の取材日記]

大塚さんがレポっておられます。もしシャトルが更に遅れるようなら2月中にISSから分離するそうです。

ロケットの判断ではなく
種子島局の可視域で健全性を確認して
許可コマンドを出す

2段目機体の再突入マヌーバについて。種子島から直接コマンドするそうです。

特別点検

あかつきの失敗を踏まえて
独立的に点検を行うチームを編成
追加的な点検をした

チーム員
虎野さんとかHTVメンバーも入ってもらった

逆止弁の不具合
チャタリングによる閉塞

FTAH-IIBの逆止弁にもあててもう1回評価

H-IIBの1段2段
151個の逆止弁を使っている

HTVは重量的にシビアじゃなかったので
2重冗長になっている

シリアル・パラレル

1フェールでもミッションは遂行できる
2フェールでも安全

外部の有識者にも見てもらった

HTVのハード・ソフトに改修が必要な部分は見つからなかった

一番多いのは1段エンジン 46個
それだけで92個

A あかつきのは小さい

ここで言っているのは同じ会社のものということ
酸素タンクの加圧ライン
合計2個使っているが
サイズが全然違って大型
5〜6cmもあるもの タイプが違う
日本の特注品

Q それ以外のバルブのメーカーは

A MHI名誘が担当

H-IIB、HTV共に逆止弁の点検を行なったようです。まあこちらはかなり冗長系積んでますので余裕はありそうですが。しかしエンジンの弁、物凄い数ですね… HTV側には「あかつき」と同メーカーのバルブは積んでいないそうです。

シャトルが来るとカーゴベイにロボットアームが近づけなくなる
HTVが邪魔になる

HTVを天頂側に移さないとだめになる
リロケーション

シャトルが離脱したら下に戻す

温度の制約が出てくる
解析に時間を要したが
結果的に問題ない

HTVの滞在延長は熱条件が関わってくるようです。

Q 氷結層は大丈夫か

A 川上
予報は雨なので雲はある

氷結層が最大の注目すべき点

今日の厚みは結構ある

そう、これが一番気になりますよね。推進剤充填してから延期とかマジ勘弁ですw 現時点の予報では20日は小雨のぱらつく曇り、21日はもう少し悪くなって曇り時々雨となっています。22日は一旦回復するようですね。

Q 南日本新聞
打ち上げ費用はどのくらいか

A 中村
H-IIAと同じようにいずれ民間に移行
具体的には公表していない

今回も守秘。

初号機のあと NASAから賞賛
各国から大きな荷物を運べると期待されている

荷物の量だとATVとほぼ同じ
しかしATVのドアは小さい

Q 東京新聞
ドラゴン
早ければ年末にも補給を開始する
ハッチの開口部も大きいし暴露も搭載
HTVと比べてどうか

A 虎野
私が評価するのは変だが
良き競争相手

いろんな機材をたくさん持って行かないといけない

大型を運べるのがHTVだけというのが
ISSの存在を危うくしている

Dragon宇宙船は良い競争相手であると同時に、共にISSを支えるパートナーという認識のようです。

Q NVS
前回のライブ中継
キーン音はなにか

A 中村
1つ可能性は
射場
水を噴射するタンクのガス

A 虎野
もう1つはガスタービンの音かもしれない

A 中村
窒素ガスの音と現時点でなっているそうだ

2009年の特別公開の時にも有田さんに教えて頂きましたが、ついに公式回答が出ましたねw やはり射場の放水設備周りのようです。

これまでに上段や衛星
スプートニク以来50年打ち上げてきて
リスクとしては実体的には小さい

14年くらいまえにアメリカの女性に
ロケットエンジンの繊維が当たったくらい
生活上のリスクに比べても非常に小さい

Q その女性はけがは?

A 燃焼室のガラス繊維がひらひらして肩にあたっただけ
けがはなかった

なにそれロマンチック

こうのとり20日打ち上げ アジアとの協力拡大 [産経]

 補給品の重さは約5・3トンで食料や衣類、シャンプーやノートパソコンなど多様だ。古川さん用の宇宙日本食は、しょうゆラーメンや山菜おこわ、サンマのかば焼きなど計26品目。こうした日用品のほか、きぼうでの宇宙実験用に大型装置2台や試料なども運ぶ。大型装置のうち「多目的実験ラック」は研究者が個別に開発した取り外し式の小型実験装置を組み込み、必要な電源や通信を提供する。

 多目的実験ラックは低コストで研究者のニーズに対応しやすく、JAXAは、宇宙利用の拡大を目指すアジア諸国に利用を働きかけている。最も乗り気なのが韓国で、2年後の打ち上げを目指して日韓の研究者が実験テーマの絞り込みを行っている。韓国が開発した実験装置を日本が打ち上げ、共同で使う構想だ。

なるほど、あの多目的実験ラックを使うんですね。新しいラックを更に上げるのかと思ってたw