宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機関連 2011.02.01

勾配炉ラックと多目的実験ラックが「きぼう」船内実験室に設置されました [ISS/JAXA]

宇宙ステーション補給機こうのとり」2号機(HTV2)の搭載物資を国際宇宙ステーションISS)に搬入する作業が1月31日から開始されました。

補給キャリア与圧部に搭載されていた多目的実験ラック(Multi-purpose Small Payload Rack: MSPR)と勾配炉ラックは「きぼう」日本実験棟に移され、MSPRは2月1日午前0時51分に、勾配炉ラックは2月1日午前3時20分に船内実験室への設置が完了しました。勾配炉ラックは、2月2日から起動準備作業が行われ、2月3日からは動作確認が始まる予定です。

曝露パレットが船外実験プラットフォームに取り付けられました [ISS/JAXA]

2月1日午後8時57分、宇宙ステーション補給機こうのとり」2号機(HTV2)の曝露パレットが「きぼう」日本実験棟船外実験プラットフォームに取り付けられました。

曝露パレットに搭載されているカーゴ輸送コンテナ(Cargo Transport Container: CTC)とフレックス・ホース・ロータリ・カプラ(Flex Hose Rotary Coupler: FHRC)は、2月4日に、「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)によりISS船外の保管場所に移設される予定です。

どうやら本日の時点で曝露パレットが「きぼう」船外プラットホームに移設完了したようです。そして今回はここからISS秘密ロボ「デクスター」が一つずつ装置を運んで取り付けていきます。楽しみですねえw

「日本を頼り」、長期協力期待=無人補給機の技術力評価−NASA局長 [時事]

 【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)のボールデン局長は31日、ワシントンの日本大使公邸で日本の記者団の取材に応じ、日本の無人補給機「こうのとり」(HTV)2号機の国際宇宙ステーション(ISS)ドッキング成功を踏まえ、「日本は技術力を示した。われわれは日本を頼りにしており、長期的な協力関係を楽しみにしている」と述べ、NASAスペースシャトル退役後の日米連携強化に期待感を示した。
 ボールデン局長は、ISSに設置された日本実験棟「きぼう」やHTVの技術力を例示し、「日本は非常に優れた実績を上げ続けている。ロシア同様、日本を頼りにしている」と述べた。

HTVを提案した当初は「できるわけない」と一蹴されたと聞きますが、リップサービス込みとはいえここまで言わしめるようになったとは感慨もひとしおです。

 一方で、米国とそのパートナーの国々が「財政的な問題に直面している」とも指摘。国際協力関係を強化することが宇宙探査の相互利益につながると強調した。

そこは念入りに、という感じですね。

HTV-2 “Kounotori” Inside ISS / Hatch Opening (HD download) [SPACE MULTIMEDIA]

先日のランデブ中の映像などが720pでアップされています。

H-IIBロケット2号機 打ち上げ写真集 [JAXA]

今回の応募作品。実は締め切りを勘違いしていて出すの忘れてしまっていたんです…('A`) みんな本当によく撮れていますね−。快晴でしたのでワイドや遠景が多く見られます。心なしか総数もかなり多いです。