宇宙ステーション補給機「こうのとり」関連

勾配炉ラックの状況について [ISS/JAXA]

2月3日に勾配炉ラックを起動し、動作確認を開始しましたが、勾配炉ラック内での通信エラーを確認し、作業を中断しました。現在、本通信エラーに関係して取得したデータの検証作業を行っています。このため、2月4日に予定していた軌道上での宇宙飛行士による試料カートリッジの取り付け作業は、動作確認後に行います。

「こうのとり」で打ち上げISS設置の実験装置に不具合 [朝日]

 宇宙航空研究開発機構は4日、無人補給船「こうのとりHTV)」2号機で打ち上げ、国際宇宙ステーション(ISS)に設置した実験装置に不具合が見つかったと発表した。現時点では、実験ができなくなるような深刻なものではないという。

 この装置は、真空で試料を加熱して溶かし、結晶の成長を調べる「勾配炉ラック」。ISSの日本実験棟「きぼう」内に設置してテストすると、試料の自動交換を制御する装置でエラー信号が出た。

ISS:こうのとり搬送の実験装置不具合 [毎日]

 この炉は日本実験棟「きぼう」に設置。三つの真空加熱室を持ち、実験材料を最高1600度に加熱できる。無重力空間で材料を溶かして再び固め、地上ではできない結晶にするなど新素材の開発につなげるのが目的で、材料交換は自動交換装置を使うなど、ISS搭乗員の作業を減らすよう設計されていた。

ふむ、コンポのチェンジャーの調子が悪いみたいなものでしょうか。現状でも実験は出来るそうですが、直るといいですね。

15カ国参加のISS計画、日米ロ欧の宇宙機集結 [日刊工業新聞]

 ISSには1月22日に打ち上げられ、同28日にISSに無事結合した日本の物資補給機「HTVこうのとり)2」をはじめ、係留中のロシアの宇宙船2機(緊急脱出用1機含む)と補給機「プログレス」、打ち上げが遅れていたシャトルやATV2が相次いで到着する。シャトルとATV2が順調に打ち上がれば、最多6機が勢ぞろいする。
 6機がドッキングする計画図を前に、文部科学省・宇宙開発委員会の池上徹彦委員長は「これをみれば国際協力(の姿)がよくわかる」という。

是非とも拝みたい光景です。もうチャンスはこれっきりですしね。