三菱電機、トルコで人工衛星受注 470億円 [日経]
おおー、これはめでたい!
【カイロ=花房良祐】三菱電機はトルコ政府から人工衛星2基を受注した。トルコのアンカラで7日、調印した。受注額は5億7100万ドル(約470億円)。同社の人工衛星の売上高は年間700億〜800億円程度で、2021年3月期までに1500億円までの拡大を目標としている。人工衛星の需要は新興国で増加が顕著で、海外展開で経済成長の取り込みを目指す。
受注額には打ち上げ費用も含まれ、同社が今後、ロケットを選定。13〜14年にかけて打ち上げる。国営通信会社トルクサットが運用し、衛星放送やインターネット回線などに使用する。技術移転契約も含まれ、今後はトルコでの現地生産やトルコと日本の共同宇宙開発も視野に入れる。
三菱電機の海外商用衛星の受注は2件目で08年にシンガポールと台湾の通信会社が共同で発注して以来。これまでの受注先は気象観測衛星など国内の官需が中心だった。トルコでは内需の拡大が続いており、現在運用している通信衛星の機能が限界に近づいていた。
打ち上げ費用込みとなると1機あたりは百億円台ですね。三菱電機のことなので打ち上げにはアリアン5を使いそうな気がしますが、そろそろH-IIAにも来ないものか…
■三菱電機、トルコ国営企業から人口衛星 470億円で受注 [ecool]
調印式の写真あり。
■三菱電機:トルコから人工衛星2基 官民一体で受注 [毎日]
枝野幸男官房長官は8日午前の記者会見で「成長著しいトルコの発展のため、日本のシステムが貢献できるようになり大変喜ばしい」と述べた。
■トルコの通信衛星「Turksat-4A」および「Turksat-4B」を受注 [三菱電機]
現在、「DS2000」を採用した衛星は軌道上の5機*1と打ち上げ予定の3機*2があり、今回の受注により合計10機となりました。当社の標準衛星バス「DS2000」は、これまでの軌道上運用実績に裏付けられた高い信頼性と品質が特徴です。
技術実証機や打ち上げ予定も含めるとDS-2000シリーズはこれで10機になるそうです。このバスもだいぶ量産してきましたね。