東北地方太平洋沖地震関連 2011.03.18

福島第一原発はレベル5 深刻度、スリーマイル並み [朝日]

まあ、当然でしょうなあ。問題なのはこれが現在進行形というところ。

福島第一原発、ヘリ放水直後の画像…米衛星写真 [読売]

 米デジタルグローブ社が日本時間の17日午前10時55分に撮影した。3号機に向けて同9時48分から10時ごろにかけ自衛隊のヘリコプターから放水が行われた後の様子が映っている。3号機の上部と、隣の2号機の横から、水蒸気とみられる白い煙が上がっているのが見える。

 同研究所は、また、4号機について、14日の画像では、前日あった屋根がなくなって骨組みだけになっていると指摘し、水を上から注ぎ込むのが容易になったと分析している。

どうやら4号機の建屋も屋根の部分が崩れてなくなっているようです。

「想像以上の放射線」原発冷却総力戦 東京消防庁も参加 [朝日]

 東京電力福島第一原子力発電所への放水・冷却作戦に、東京消防庁も参加することになった。18日、消防救助機動部隊ハイパーレスキュー)を現地に派遣、1号機への放水を検討している。自衛隊の消防車は前日より台数を増やして午後2時前から3号機に放水を始めた。東電は米軍から借りた特殊消防車2台も使う。ヘリからの投下は見送り、地上からの放水態勢を拡充して事態の打開をはかる。

自衛隊 3号機への放水を実施 [NHK]

全国の航空基地から集めた特殊な消防車6台が午後2時前からおよそ40分間にわたって、放水を行いました。6台は、17日と同じように1台ずつ、3号機の近くまで前進して放水し、これに続いて東京電力の協力会社の社員が在日アメリカ軍から借りた消防車1台を使って放水を行ったということです。放水した量は、この7回であわせて50トンで、防衛省によりますと、水は3号機の建屋のなかまで届いているということです。

東京電力も3号機に放水実施 [NHK]

東京電力福島事務所によりますと、福島第一原発3号機で自衛隊による放水に続いて東京電力の協力会社の社員が、アメリカ軍の車両を使って行った放水は午後2時45分に終了したということです。

ハイパーレスキューが第1原発への放水開始 岸壁崩壊で難航の末 [産経]

どうやら周辺の護岸がかなり損傷しているようです。

消防庁の放水 推定60トンに [NHK]

福島第一原子力発電所の3号機を冷却するため、東京消防庁の部隊は、19日午前0時半から、離れた場所でくみ上げた海水をホースで放水車に送りながら20分間にわたって連続して放水しました。放水された海水は推定で60トンに上るとみられ、東京消防庁は19日正午をめどに再び連続放水を行うことにしています。

この放水車は高い位置から放水できるため、かなり狙いやすそうですね。60トンは1回の量としては一番多そうです。

福島第1原発:「冷却」「電源復旧」懸命に…事故1週間 [毎日]

本日時点での福島第1原発の状況が図にまとまっています。

福島第1原発:警視庁も44トン放水…「地上」初日 [毎日]

 それによると、17日午後7時5分ごろ、3号機から20〜30メートルの距離に止めた放水車で、最初の班の4人と指揮官1人が放水作業を開始。同15分までに、タンク内の水4トンと、近くにある貯水池の水40トンを合わせた計44トンを放水した。

 放水車での噴射は、開始からしばらくの間と、水がなくなる直前に勢いが弱くなる。10分間の放水時間のうち中間の3分ほどは、核燃料プールのある3号機上部に達するだけの水勢があり、現場に同行した東電職員が「そのポイントでいい」と機動隊員に話していたという。

届いていなかったかもと言われていましたが、どうやら届いていたと思われるようです。

電源復旧に向け配電装置を仮設、ケーブル敷設も [読売]

 福島第一原発の電源復旧に向けた工事は18日、1号機近くに配電盤を仮設し、外部電源を2号機内にある変圧器までつなげる作業を終えた。

 東北電力の高圧線から敷地内への送電用ケーブル約1・5キロ・メートルの敷設も進めている。4号機近くにも配電盤を仮設した。

 各機器を検査した後、変圧器などの水没を免れた2号機から、電力供給を目指す。2号機で成功すれば、電源系統を共有できる構造になっている1号機への供給も可能になるという。

よっしゃ! なんとか動いてくれ…

保安院、使用済み燃料の共用プール「特に心配はない」 [日経]

こちらはほぼ満水の状態を保っているそうです。

阪神と違う…神戸救助隊、救出も遺体発見もゼロ [読売]

 大津波で壊滅した宮城県南三陸町では、阪神大震災で救助にあたった神戸市消防局の隊員らが救助活動を続けているが、生存者の救出、遺体の発見はゼロ。巨大津波が家屋をのみ込み、不明者がどこに流されたか見当もつかないからだ。

 「行方不明者がいると聞いても、住んでいた家がなかなか見つからない」。約8000人の安否が確認できない同町で活動する救助隊の井上雅文隊長(55)は苦渋の表情を浮かべる。

死因、9割が溺死…地震より津波の被害鮮明に [読売]

 同市内で13〜16日に遺体の検視にあたった岩瀬教授によると、犠牲者の9割は死亡した後に骨折したとみられることなどから、溺死と判断した。

 屋外で見つかった約90人のうち、4割程度が肋骨(ろっこつ)や首、手足を骨折していた。時速30〜40キロ以上の車にはねられたような強い衝撃を受けており、激しい津波で流された木材や家屋、車などにぶつかったとみられるという。

 また、高齢者を中心に約50人がシャツや上着、ジャンパーなど7〜8枚を重ね着。印鑑や保険証、写真アルバムを入れたリュック、非常食のチョコレートを持った人もいた。岩瀬教授は「逃げ遅れたのではなく、避難準備をしていたにもかかわらず、想定を超える津波に巻き込まれたのではないか」とみる。

何もかも跡形も無く津波に持って行かれたために捜索は極めて難航しているようです。

頼れるどころか、もはや「有害」な日本の震災報道 [JB PRESS]

まあちょっと落ち着きましょうという。