東北地方太平洋沖地震関連 2011.04.16

茨城・鉾田で震度5強…気象庁「余震ではない」 [読売]

 気象庁によると、3月11日の巨大地震の余震域は、岩手県沖から茨城県沖にかけての長さ約500キロ、幅約200キロの範囲。今回の地震はこの範囲を外れており、同庁は、余震ではないとしている。

別の構造から発生したということのようです。

震災翌日、油性ペンで号外 米で展示へ 石巻日日新聞 [朝日]

 東日本大震災で被害を受けた宮城県石巻市の夕刊紙、石巻日日(ひび)新聞が被災後の6日間発行した手書きの壁新聞が、米ワシントンにあるニュースの総合博物館ニュージアムに展示されることになった。困難を乗り越えて発行された歴史的な紙面として、ニュージアムが紙面の寄贈を日日新聞に求め、同紙が応じた。

 日日新聞は震災で通常の編集・制作・印刷ができなくなったが、記者は懐中電灯の光を頼りに油性ペンで記事を書き、避難所などの壁に張り出した。

 地震津波が襲った翌日3月12日付の紙面は「日本最大級の地震・大津波」の見出しで、13日付は「各地より救難隊到着」。印刷が再開できたのは18日付からだった。

 日日新聞の奮闘ぶりを米紙ワシントン・ポストが報じ、これを読んだニュージアム職員が日日新聞に連絡を取り、寄贈の話がまとまった。

全てが破壊された状況でも情報を繋ぐこの手書きの新聞は凄い存在ですよ。

船激減…「漁船シェアリング」だ 漁協、再興へ一致団結 [朝日]

 漁協所属の漁船は814隻のうち800隻が被災。国や自治体の支援策が決まらないなか、共同利用は「多くの漁師が無収入になる危機的状況」(伊藤組合長)を乗り越えるために考えた案だった。

 主にアワビやウニ漁、ワカメの養殖などに使う小型漁船を共用する。今回の津波で沖に逃げた漁船や、修理すれば使えるようになる漁船など約50隻を集めてすべて組合が所有。4地区に漁船を振り分け、収益は地区ごとに分け合うという仕組みだ。

 また、新たに購入する船はすべて漁協が所有する。全員に1隻行き渡る数が確保できた後、個人に引き渡す。新船の代金は2013年度以降の水揚げ代金から10%を天引きするため、漁船を失って再出発を目指す漁師たちは借金をする必要がない。

この発想は無かった。凄いことになっていますね。

仙台の海岸にARIGATO、読んだ米軍感激 [読売]

はてブのコメントから、この「ARIGATO」を書いた人の日記がmixiに載っているんですが、こんなことってあるんだな…(´;ω;`)

「深層崩壊」に警戒を 東北の山間部 [産経]

去年の大雨でこの現象が起きましたが、余震で散々揺すられてますし心配です。

東日本大震災:東京湾沿岸で液状化42平方キロ 世界最大 [毎日]

このへんの土地開発もだいぶ影響を受けてくるでしょうね。

福島で新たに原乳出荷停止解除 郡山など25市町村 [共同]

 政府は16日、福島市郡山市など福島県の25市町村で産出された原乳の出荷停止を、新たに解除した。放射性物質食品衛生法上の暫定基準値を3週連続で下回ったためで、3月21日の発動以来、約4週間ぶり。

 各地から原乳が集められる6施設で12日に採取、検査したところ、1キログラム当たりの放射性ヨウ素が最大27ベクレル(基準値300ベクレル)、放射性セシウムが最大16・9ベクレル(同200ベクレル)で、いずれも基準値を大きく下回った。

かなり下がってきているようです。まあ、どんな数字が出ても風評はなかなか拭い去れないと思いますが…

福島で防護服投棄相次ぐ 20キロ圏内入り脱ぎ捨てか [朝日]

 原発から西に約30キロの田村市都路町岩井沢の国道288号脇。6日、「タイベックスーツ」と呼ばれる防護服や手袋、マスクが散乱しているのを周辺をパトロール中の市職員が見つけた。防護服は使われた形跡があり、10枚前後あった。市がいったん回収し、その後、東電の関連会社に渡した。この国道沿いでは12日にも使用済みの防護服が散乱しているのが見つかり、市は東電に回収を求めた。

 投棄された防護服は、原発構内で働く作業員が使っているのと同種のため、市は東電に「以後、こういうことがないよう徹底してもらいたい」と注意した。

 東電によると、放射能に汚染された防護服などは、事故対応の拠点である「Jヴィレッジ」(同県楢葉町)で着脱するのがルールで、「原発作業員が道路に投げ捨てることはあり得ない」(東電福島地域支援室)。だが市からの申し入れもあり、社員や関連業者に注意を喚起したという。

 国道288号は、第一原発のある双葉町から田村市を経て郡山市に通じる。このため市は、誰かが原発から半径20キロの避難指示圏に入る時に着ていた防護服などを、圏外に出てから脱いで捨てた可能性が高いとみている。避難指示圏への立ち入りは制限されているが、一部の住民が出入りをしている。

でも関係者がわざわざ遠く離れた場所まで捨てに行く理由が見当たりませんよねえ。入手経路とか調べれば…

福島第1原発:汚染水を冷却水に 浄化し再利用へ…東電 [毎日]

 福島第1原発事故で東京電力は16日、放射性物質で汚染された水を浄化して原子炉や使用済み核燃料プールの冷却に再利用するための新たな処理施設を、敷地内に設置する方針を明らかにした。

 新たな処理施設は、フィルターや吸着剤などを使って放射性物質を取り除く。水処理に強い仏大手原子力企業「アレバ」などの協力を得て、「できるだけ新たな動力源を必要としないシステム」(東電)を目指している。処理した水は熱交換器を使って温度を下げ、冷却用として原発内で完結できるような利用法を模索する。法令基準以下に浄化できた水は、海へ放水することも検討する。数カ月後の設置を目指している。

こういうのが無いといつかは頭打ちですし。

4号機の建屋でも強い水素爆発?写真で明らかに [読売]

 東京電力は16日、遠隔操作の米社製無人ヘリ「Tホーク」が撮影した福島第一原発の写真を公開した。

 4号機原子炉建屋の外壁が10メートル以上離れた配管の上まで飛ばされた様子をとらえており、奈良林直・北海道大教授(原子炉工学)は「相当強い爆発が起きた証拠で、4号機でも大量の水素が発生したと考えられる」と話す。

 4号機は定期検査中で稼働しておらず、原子炉内の核燃料は使用済み核燃料一時貯蔵プールへ移されていた。ヘリは最大で10キロ・メートル離れた場所から無線操縦でき、原子炉建屋の撮影に用いられた。

もしそうだとすると、同様に1・3号機プールからも発生していた可能性がありますね。