東北地方太平洋沖地震関連 2011.04.25

東日本大震災:津波、史上最大…「明治三陸」超える [毎日]

 東日本大震災で発生した大津波が、国内で過去最大の津波とされてきた明治三陸地震(1896年)による津波を超える規模だったことが、東京大地震研究所の現地調査で明らかになった。岩手県野田村から同県宮古市にわたる約40キロの海岸線の多くで、津波の到達した高さが20メートル以上に及び、5カ所で30メートルを超えた。明治三陸津波で遡上(そじょう)高が30メートルを超えたのは東北全体で2カ所だったことから同研究所は「明治三陸津波を超える津波だったと言える」と分析する。

歴史をひっくり返す大災害。

国産ロボット 作業に向け準備 [NHK]

おおー、レーザーによる障害物の立体処理が凄いですね。

ロボットは、幅20センチ余りの2本の走行用ベルトなどで地面をはうように移動しながら、高さ1メートルの垂直に伸びた棒の上に取り付けられたカメラや線量計で、撮影や測定をしていきます。また、がれきの上や階段を自由に移動できるほか、ケーブルで動くロボットと無線で動くロボットの2台を組み合わせて、電波が届きにくい原子炉建屋の地下や2階以上での作業を目指しています。さらに、このロボットは、レーザー光を発しながらその跳ね返りを捉えたうえで、立体的な映像に表す機能を持っていて、平面的な映像だけでは分からない、がれきが散乱したり大きく壊れたりした状況を把握できるということです。ロボットに使われている半導体などの電子部品は、高い放射線量で劣化するため、つくば市の研究所でこのロボットの耐久性を調べた結果、今回の現場で作業員の限度量となっている放射線量の400倍でも、故障しないことが確認されたということです。

放射線もクリア。開発元も走破性能には自信があるようです。なんで今まで使われなかったかというと実績の無さや電波の取り扱いなどがあるようですが、こんな状況なんですからどんどん突っ込ませればいいんですよ。実績が無いなら作ればいいし壊れたら改良すればいい。

福島第1原発の4号機、燃料プール補強へ [日経]

 東京電力は福島第1原子力発電所4号機の使用済み核燃料プールの補強工事を近く始める。月内をメドにプールの底を下の階からコンクリート製の柱で支える案を軸に、工事方法を詰める。4号機は原子炉建屋の壁が壊れており、プールの耐震性に課題があると指摘されてきた。

4号機は炉が空っぽなので建屋内に入り込めるんですね。