小塚、逆転で銀!4回転決めた/フィギュア [サンスポ]

 フィギュアスケート・世界選手権第4日(28日、モスクワ)男子ショートプログラム(SP)で6位と出遅れた全日本選手権王者の小塚崇彦(22)=トヨタ自動車=がフリーで4回転ジャンプを決め、合計258・41点で銀メダルを獲得した。SP首位のパトリック・チャン(20)=カナダ=が合計280・98点で初優勝。SP、フリー、合計のすべてで世界歴代最高点を更新した。前回王者の高橋大輔(25)=関大大学院=は5位で2連覇はならず、織田信成(24)=関大大学院=は6位だった。

まずパトリック・チャン選手。歴代最高得点。なんちゅう得点かと。SPで4-3、FSで4・4-3降りたわけですからぶっちぎり1位なのは本当に文句なしというか、すっかりクワドジャンパーになっちゃいましたね彼。ただちょっとミスもありましたしボーナス盛り過ぎな気はしますがw 高橋選手は靴のネジが吹っ飛ぶトラブルが本当に無念ですね。クワド飛ぶ瞬間の出来事で、再開がその後のところからだったので実質クワド飛ばずして失敗みたいなもので。でも逆に引退せずソチ五輪を目指す気満々になったようですので、再起に期待したいと思います。是非FSでクワド2発を! んで織田選手… 3Tを3回飛んでしまう反則でガッツリ減点(1回のプログラム中で同じ種類のジャンプを使っていいのは2度目まで)。なんでそうなったかというと、4Tが3Tになったのを失念したのか。こういうミスが目立つんですが、これがなければ表彰台乗ってたかも知れないだけになんとも…。あの空気に当てられちゃったんでしょうか。しかしこうした中で小塚選手やりましたね! 冒頭のクワドを完璧に決めた後もジャンプ・滑り本当に会心の出来でした。SP6位からFS180点と自己ベスト更新で大逆転ですが、FSでは今大会のチャン選手の得点に次いで2位の記録ですし(これまでの1位は高橋選手)、今回の台頭で世界にも大きく認知されたと言っていいでしょうね。ミスから崩れやすい印象がありましたが、実はここぞという時には強かったりするんでしょうか?日本勢の意地を見せてくれましたし今後がますます楽しみです。あとロシアのガチンスキーも17歳なのに余裕でクワド決めてましたし伸びてきそうですね。