東北地方太平洋沖地震関連 2011.05.12

がれきに囲まれ「青空コンビニ」営業中 宮城・南三陸 [朝日]

 再開したのは志津川地区で15年前から営業を続けてきた「セブンイレブン志津川天王前店」。オーナーの渡辺隆さん(48)は「少しずつ、できることからやろうと思って」と段ボールで作った「営業中」の看板を掲げる。

 2カ月前、津波で店舗は根こそぎ流された。数日間途方に暮れたが、「家族5人はみんな無事なんだ」と思い直し、再開を決意した。

 店員は妻と3人の子どもたち。店舗前の駐車場に小さなテーブルを広げると、力が湧いてくるような気がした。冷蔵設備を備えた小型トラックを借り、隣接する登米(とめ)市の系列店から仕入れた商品を午前10時から午後4時まで販売する。

すげえ…。

核燃料の大半溶け圧力容器に穴 1号機、冷却に影響も [朝日]

 東京電力は12日、東日本大震災で爆発事故を起こした福島第一原発1号機の核燃料が溶けて原子炉圧力容器の底にたまって穴が開き、水が漏れていることを明らかにした。燃料を冷やすために入れている水が圧力容器の2割以下しかたまっていなかった。溶けた燃料が格納容器に漏れ出ている可能性も否定できないとしており、今後の原子炉の冷却作業は大幅に遅れる見通しだ。

 東電は今回、圧力容器の水位計を修理して、改めて測定したところ、値が出なかった。測定限界である原子炉底部から約4メートルの位置より下に水位があり、燃料が通常ある場所より下にあることを意味する。

 圧力容器は高さ20メートルで容積360立方メートル。現在は毎時8トンのペースで、これまで1万立方メートル以上注水したが、容器の2割程度以下しかたまっていない計算だ。

 東電によると、溶けた燃料が圧力容器の底に落下、その熱で制御棒を動かす棒を入れる管の溶接部などに亀裂が入り、圧力容器の底から大量の水が漏れている可能性があり、3千トンの水が行方不明になっている。

 東電原子力・立地本部の松本純一本部長代理は「実際には燃料は形状を保っておらず、大半が溶けて底にたまっているとみられる。底にわずかにたまった水で燃料が冷やされていると考えられる」と説明。また、「核燃料が圧力容器の外に漏れているとは考えていないが、可能性は否定できない」とも話した。

(;゙゚'ω゚')ウォウ… 実際こういう状態になってたらもうそりゃメルトダウンってやつですがな。まあ多分けっこう前からだと思うんで、それで今更急にどうこうなるという話ではないでしょうが、こうなると2・3号機もちょっと心配です。そちらの建屋にはまだ入れる状態ではないので計器を再調整して定量的なデータが取れるようになるにはまだしばらくかかるでしょうが。