東北地方太平洋沖地震関連 2011.05.18

超高速貨客船、被災者に無料開放 シャワーや食事提供 [朝日]

 TSLは国策として開発され、約115億円を投じて2005年に完成。東京と小笠原諸島を結ぶはずだったが、原油高騰で就航できず、使われないままになっていた。

 実際に乗客を迎えるのは初めてで、31日まで停泊し、約1800人が利用する予定。三井造船の桜井真副社長は「最悪の場合、スクラップも想定していただけに、乗客を迎えられたことは感無量だ」と話した。

この船の生い立ちを調べてみると、ちょっと切なくなってきました。

福島原発2号機、月内に外付け冷却装置 東電が計画 [日経]

こちらは燃料プール用の冷却装置だそうですので、炉の冷却よりはまだとっかかりやすいかも知れません。

 2号機建屋内の放射線量の測定値はもっとも高い所で毎時50ミリシーベルトと、5時間で作業員の許容限度に達する水準。低い場所は同10ミリシーベルト以下だった。気温は約40度、湿度は100%近くで作業環境は劣悪という。燃料プールはポンプで真水を断続的に入れてきたが十分に冷えず、湯気が立っているとみられる。

これはたまらん。言ってみれば風呂場の室温(湯じゃなく)を40度にしたような状態ですよね。むしろウェットサウナに近いか。そんなところをあの格好で動き回ってたらすぐぶっ倒れそうです。

セシウム安定的に閉じ込め 酸化チタンの固化体材料開発 [共同]

 チームは、熱や化学的変化に強い酸化チタンに着目。セシウムや酸化モリブデンと一緒に加熱して電気分解すると、直径50分の1ミリ程度の細長いチューブ状の結晶ができた。内部にはセシウムが閉じ込められており、両端以外の部分からは外部に漏れにくい構造になっていた。

 材料には1立方センチ当たり1グラムのセシウムを閉じこめることが可能。高レベル放射性廃棄物の処分に使われているホウケイ酸ガラスに比べ、高温での外部への漏出量は170分の1以下だった。

色々な技術が生まれますね。