赤外線天文衛星「あかり」(ASTRO-F)の電力異常について [JAXA]

あ、こちらも今日の宇宙開発委員会で報告されたようですね。

現在は、太陽電池パドルによる電力発生のある時間帯のみ、衛星への電力供給がなされている状態である。
(この時期、「あかり」は1周回約100分のうち20分程度日陰に入る軌道を飛行中。8月頃には日陰のない軌道に入る見込み。)

あ、8月以降は24時間日照が得られるようになるんだ。それがどれくらいの期間連続するかはちょっと今分かりませんが、もしかしたらまだ観測運用ができる可能性もありそうですね。ただそれまでは1日十数回のON/OFFを繰り返すわけで、そういったところが負担にならないかどうか心配ですが。

あかりチームの中の人もあくまで今後を見据えておられる感じですし、しばらく様子見ですね。


金木犀さんが宇宙開発委員会をレポっておられました(議事録はもうちょい先になるかも)。バッテリはだいぶ仕様限界に近づいていたみたいで、今回久しぶりに日陰に入る前から既にダメポだったかもと。なるほど。


どうやら8月以降は9か月感連続して日照が得られるようです。感触としてはまだいけそうな雰囲気ですね。あと今年の1月に開かれた宇宙科学シンポジウムで報告されていた話によると去年から機械式冷凍機が不調で観測再開に向けて復旧運用中でしたので、観測運用が出来るようになるにしてももうしばらく先になりそうですね。