「情報収集衛星」種子島に到着 [MBC]

きのう夕方、厳重な警備のなか、種子島に、あるコンテナが陸揚げされました。中身は、事実上の偵察衛星である日本の「情報収集衛星」とみられています。きのう夕方、機動隊員などの、ものものしい警備のなか、南種子町の島間港にコンテナがゆっくりと陸揚げされました。関係者などによりますと、コンテナの中身は、日本が開発した「情報収集衛星」で、北朝鮮のミサイル施設などを監視する事実上の偵察衛星とみられています。日本の情報収集衛星は、画像を撮る「光学衛星」と、夜間でも観測できる「レーダー衛星」の2種類を組み合わせて運用されますが、現在は、レーダー衛星の相次ぐ故障により、光学衛星3基体制となっています。今回、陸揚げされたのは「光学衛星」の4号機とみられていて、きょう未明に、およそ15キロ離れた種子島宇宙センターに運ばれ、今年9月ごろ、H2Aロケットで打ち上げられる見通しです。日本の「情報収集衛星」は、これまでおよそ8000億円の予算が投じられ、安全保障の目的以外では、大規模災害時の情報収集にも使用されるとしていますが、今回の東日本大震災での使用について、内閣衛星情報センターは、MBCの取材に対し、「衛星の運用実態は一切明らかにできない」と説明しています。

あ、光学衛星だったんですか。何となく今年度はレーダー衛星が先だと思ってました。しかしこの光学4号機はまだ間に合いましたが、以降予定しているGCOM-W1やHTV-3などの打ち上げスケジュールは震災の影響を受けそうな気配がありますよね。衛星はともかく、ロケット側の領収燃焼試験設備が被害を受けているだけにどこまで間に合わせられるか。