電波天文衛星の開発中止へ…アンテナ精度不足で [読売]

えええええええ… 楽しみだっただけに残念すぎる…。

 宇宙航空研究開発機構は、超巨大ブラックホールなどを世界最高性能で観測する次世代電波天文衛星「アストロG」の開発を中止する方針を固めた。

 宇宙で展開する大型アンテナの精度が想定より低いことが明らかになったためで、文部科学省宇宙開発委員会に近く報告し、正式に中止を決定する。アストロGの開発費は143億円で、2012年の打ち上げを目指していた。宇宙空間では直径9メートルの大型アンテナを展開。世界中の電波望遠鏡と連携し、地球の直径の3倍に相当する仮想的な超巨大電波望遠鏡として働かせる野心的なプロジェクトだった。

 宇宙に打ち上げられればブラックホールや遠方の天体を米ハッブル宇宙望遠鏡の2000倍の精度で観測できると期待されていたが、アンテナの反射鏡の精度が想定に満たず、改良しても資金や計画期間が大幅に増えることが判明した。

鏡面精度については改良できる目処は立ったという話もありましたが、どうやらコストなどを考えて断念することになったようです。確かにLUNAR-Aのペネトレーターのように時間と資金をかけて解決した頃には衛星本体が経年劣化で駄目になっていた、というようなケースもありましたし、断腸の思いでしょうか。いつかリベンジして欲しいものです。
詳しくは宇宙開発委員会での報告待ち。明日でしょうかね…と思ったら休会。来週でしょうか。