「後継機ない現実悲しい」=NASAは「漂流」―向井さんと搭乗の元米飛行士 [朝日]

 パラジンスキー氏は「米国は今後、数年間にわたり、宇宙に自力でアクセスできない。宇宙開発における政府のリーダーシップに失望している」と述べ、ブッシュ前政権が2004年にシャトル退役を決定してから7年が経過しても後継機を開発できない状況を憂えた。また、前政権の有人月探査復活計画を、オバマ大統領が白紙撤回したことを取り上げ、「コストや遅延の問題があれば計画を修正し、政策に継続性を持たせるべきだ」と主張。大統領は新しい探査目標に地球周辺の月以外の小惑星も挙げているが、「漠然とした計画で、熱意が感じられない。明確な目的地に向かう行程表がなく、NASAは漂流している」と語った。

 財政危機の中、NASA予算も削減対象になっていることには、「長期的な視野に立てば、新しい科学知識に投資しない国は後退し、雇用も創出できない。宇宙開発への投資は、数学や科学、工学を追求する多くの人々を奮い立たせる」と強調した。

NASAの宇宙飛行士たちにとってはこれからの数年間が非常に歯痒いものとなるかもしれません。
ちなみにアトランティスの帰還が明日夜を予定していますが、自分は帰宅が遅いため非常に残念ながらライブでは見られなさそうです。延長せずに今日帰還だったならちょうど通院日で休みだったんですけど。