センチネルアジアSTEP2 第4回共同プロジェクトチーム会合の開催結果(報告) [JAXA]

2.2 ALOSの運用停止の影響について
 (1) 本年5月のALOS運用停止についての報告を行い、JAXA以外のデータ提供ノードである宇宙機関(タイ地理情報宇宙技術開発機関(GISTDA)など)については継続的に緊急観測を継続することを確認した。
 (2) ALOSの緊急対応に対する功績や、PRISMのステレオ観測の実績などが評価され、参加者からはALOS-3/光学センサの早期導入が希望された。
 (3) 災害の約半数を占める水害について、センチネルアジアでは唯一ALOS/PALSARにより合成開口レーダ(SAR)の観測が行われていたが、ALOSの運用停止以降SARによる観測が出来ない状況下にある。ついては、参加者よりALOS-2/SARの早期導入が希望された。
なお、国際災害チャータから、ALOS-2の運用開始まではセンチネルアジアの要求に対し、SARによる観測を積極的に支援するとの表明があった。

「だいち」光学によるステレオ観測やSARが高評価で、後継機の導入を希望する声が上がったそうです。そのALOS-3は何故か政府方針で後回しですけどね。あと「きずな」によるデータ配信を行うために各国に基地局を設置していってるらしい。