宇宙開発委員会 調査部会(平成23年)(第1回) 議事録 [宇宙開発委員会]

JAXA(佐藤)】 はい。
 それから、もう一つ前の方の質問で出ていたと思うのですけれども、我々JAXAでは、以前から別の種類のメーカーのバルブなのですけれども、酸化剤の透過係数を計測しておりまして、宇宙用のバルブでは、その場合なのですけれども、透過は支配的にならないという結果を得ております。その結果をもって、我々はヘリウムのリークモデルで解析しておけば、設計上は問題ないであろうと考えておりました。

【上杉特別委員】 今の御説明で、違いは、シール材の問題ですか。前にその透過量が少なかったということがあったということですか。

JAXA(稲谷)】 バルブの内部構造に依存すると思っております。

【上杉特別委員】 面圧の話ですかね。構造が違っているということですか。

【河内山部会長】 構造が変わってきますから、押さえ方も含めてということで。それがみんな知見につながっている。

どうやらバルブの構造によって透過量に有意な差があるようです。他にも燃焼試験の話題なども。