H-IIAロケット19号機の打上げ延期について (搭載機器の不適合への対応) [JAXA]

(1)平成23 年7 月から8 月に行われた、新規開発中の搭載機器の機能試験、H-IIA ロケット19 号機 CDR の機能点検において、電子回路の設計不良に起因する不適合が発生した。これらについては、回路の修正を行う等処置を完了した。

(3)さらに万全を期すためJAXAMHIにおいてもCDR等の全ての集積回路について再度確認を行ったところ、CDR 演算チップ周辺回路について、(2)項では抽出されなかった部品の使用条件を逸脱する設計不良が確認された。
【設計不良の概要】
 演算チップのある特定のピンについて、グランド(0ゼロV)に接続するよう使用条件に定められていたが、製造図面等に反映されていなかった。
 このため、予期せぬ動作が起こる可能性を否定できなかった。


(4)当該演算チップ周辺回路の設計不良について対応を行う必要があることから、打上げを延期し、以下のとおり対応した。
 当該ピンを部品メーカの使用条件に従って接続し、単体試験を実施した。その後、JAXA/MHI/機器メーカによる改修後データ確認会を実施し、19号機の機体に搭載した。
 搭載状態で点検を実施し、機体全体としての健全性を確認した。

CDR周りの設計不良が原因。メーカー側とJAXA側からそれぞれ洗い出しを行って改修を完了したらしい。

H2Aロケット:打ち上げ失敗時の爆破装置に不備 [毎日]

この受信機はH2Aの前身のH2ロケット8号機から、12年近くにわたり約20機で使っているが、動作異常は確認されていなかった。

ロケットが信号を受けていないのに勝手に爆破したり、逆に信号を受けたのに爆破しなかったりする可能性があったという。

うっは、これはマジ見つかってよかった…! まあこれまで20機も搭載しちゃって問題がなかったという所を見ると誤作動を起こす可能性は低かったということでしょうが、誤爆したら洒落にもなりません。