「きぼう」ロボットアームなどによる組立技術、「日本ロボット学会 実用化技術賞」を受賞! [ISS/JAXA]

ロボットアームは、「きぼう」船外実験プラットフォーム上の実験装置や搭載機器の交換作業、各種実験支援または保守・保全作業の支援という役割を担っています。また、装置交換機構は、船外実験プラットフォームに船外実験装置を取り付けるための機構で、取付けと同時に電力系、通信制御系、熱制御系が接続され、実験装置への電力供給、各種データのやり取り、温度環境の管理を実現可能にします。

今回の受賞では5台の船外実験装置と2台の曝露パレットとを「きぼう」船外実験プラットフォームへ組み付けた実績と、宇宙ロボット・組立システムに必要な技術が、適切な事前検証を経て軌道上実証されて開発された点、学術的にも有用な成果が得られた点、日本が有する高いロボット技術などを国内外に示した点が評価されました。

これはめでたい。JEMRMSはHTV「こうのとり」などの活躍が前提なのであまり目立って取り上げられてない印象ですが、こちらも「おりひめ・ひこぼし」で実証された技術を実用化した日本初の本格的な宇宙用ロボットアームなんですよね。