情報収集衛星:H2Aロケット19号機打ち上げ 成功に関係者ら安堵 /鹿児島 [毎日]

 当初の打ち上げ予定は8月28日だったが、直前に搭載機器の設計不良が判明。続いて台風15号が接近し、計3回の延期を余儀なくされた。仮に26日を超えると、地元漁協などとの再調整が迫られ、日程はさらにずれ込むことに。

 遅れるたびにかさむコストも頭痛の種だった。燃料配管の直前トラブルがあったH2A1号機は、1日1000万円以上のコスト増に見舞われた。今回は人件費を除き維持管理費のみだが、450人以上の作業員の出勤を調整しコスト抑制に努めた。延期を含めた打ち上げ費用について打ち上げ担当の三菱重工業は「競争力確保の観点から公表しない」としている。

 同社宇宙事業部の並河達夫グループ長は「台風の動きが遅く、今回は特別だった」と振り返った。延期中は、作業手順書の読み合わせや、不適合事案への対応訓練を繰り返し作業員の緊張感を保ったという。

 今月7日の57歳の誕生日も我慢の中で迎えたが、打ち上げ当日は雲一つない秋晴れ。打ち上げ成功を確認し、同僚と固い握手を交わした。

H2Aに視線釘付け 発射成功 [朝日]

 種子島宇宙センターから大型国産ロケット「H2A」の19号機が打ち上げられた23日、南種子町の3カ所の見学場所では3千人を超える観衆が発射を見守った。祝日とあって家族連れが目立った。
 宇宙センターから北西8キロにある長谷展望公園には、高齢者や地元小学生、H2Aに携わった技術者ら約2200人が集まった。

何だかんだで1か月近く延期してしまいましたが、打ち上げ隊は訓練を行って緊張感を保っていたそうです。お疲れさまでした。


CMGといえばISSなどに搭載しているでかいフライホイールがありますが、通常のリアクションホイールよりトルクが大きく衛星をブン回しやすいものということでいいでしょうか? いずれにしろリアクションホイールも輸入品のような気がしますが。