本日のJAXA 2011.10.28
おおー、ちゃんと時計回り!
■10/2821:03:03: 今日の IKAROS(10/28) - Daily Report - Oct 28, 2011 [IKAROS-blog]
【臼田局での「設定を攻めに攻めて受信」】
と題して説明させて頂きましたが、やはり内容が暴走しすぎて、うまく説明できておらず、
ある方から「まったくわからん!!」とお叱りを頂きました・・・。この場をお借りして少し補足させて頂きます。(物語の表現とは少し違った表現に
なりますが、ご容赦ください)
この機能のバンドワイド(入口の大きさ)を調節することにより、
IKAROSからの搬送波信号を安定的にとらえることができます。
ただし、ハンドワイドを広げる(トラックの入る入口を大きくする)と
ノイズ(雨粒や埃)も一緒に入れてしまうことになり、搬送波が
ノイズに埋もれてしまって搬送波が捕えにくく(トラックが雨や埃まみれ
になって何処にいるか、入口からいつ入ってきたのかわからなくなる)
なります。
これにはバンドワイドを狭くして(入口を小さくして)、ノイズを拾う
領域をなるべく無くして(雨粒や埃が入口から入って来づらくして入口
手前で捨ててしまう。つまり入口ドア横にエラ機能)やれば良く、
搬送波を一旦捕えてしまえばノイズも少ない状況で受信できます。
今回の隠し技は、普段使わなかったような狭いバンドワイド広さの設定
を使ったことを意味しています。
なるほど、トラッキングしやすくする技ということでしょうか。しかし一体どなたにお叱りの言葉を頂いたんでしょうw
週1回なんですね。現在はずっと太陽光が当たっているのでバッテリを消費する必要がありませんが金星を周回していると30時間で1周ですから日陰に入るたびに充電が必要になりますのでこれが劣化に繋がるんですよね。6年間これを続けた場合、回数だけで言えば30時間軌道に入った場合の約1年分。基本的に自然に放電している分だけのはずですし充放電サイクルによる劣化は微少なんだと思います。多分。
なんか星出さんが「こうのとり」キャプチャーの訓練をされているようです。来年夏からの長期滞在中にこの腕前を披露する機会が来るでしょうか? ちなみに星出さんはあの巨大な「きぼう」船内実験室のアームによる取り付け作業も担当されましたので腕前は保証付きですね。
次のフライトを待つ間もこうやって何十回もの訓練を続けるわけですね。
一面水没していますね… こちらのギャラリーにもいくつか高解像度の写真が上がっています。タイのあのあたりはかなり平坦な地形で水はけが悪いためこのように長期間にわたって浸水が続くそうです。早くなんとかなってほしいところですが、いつまで続くのか皆目見当も付かないというのが実情でしょうね。