平成23年11月4日 木星小型オービターに関する検討(121KB) [JAXA]

おおっ

(1)事業名
木星小型オービターに関する検討


(2)事業の趣旨
JAXA が計画するトロヤ群探査機と一体で打ち上げられる予定の小型木星オービターに係る、リソースを含めた成立性について検討する。


(3)事業の内容
小型木星オービターに関して、以下に示す項目について、作業を行う。

  1. トロヤ群探査機との一体化検討による、衛星構造・推進系の軽量化・最適化検討を行うこと。
  2. 木星軌道で衛星に必要な電力が成立するように、従来の太陽電池イカロス型の薄膜太陽電池を用いた場合について設計を行い、リスクを含めたトレードオフを実施すること。
  3. 地上局とのデータ通信回線に関する検討を実施すること また、運用計画にもとづくダウンリンクデータ量を見積もること。
  4. 太陽電池パドル展開に関するダイナミック解析を実施すること。
  5. 各クリティカル運用時(打上直後、木星遷移軌道投入、木星軌道投入)の安全な衛星姿勢制御シーケンスについて、電力・熱の制限を考慮したうえで検討すること。
  6. 通信方式(HGA/LGA 方式)について実現性・開発要素を含めた詳細検討を実施すること。

IKAROSの成果を引っ提げ、いよいよ具体的な技術的成立性の検討に入るようです。木星オービターの太陽電池にはパドル型とIKAROS型を比較検討するらしい。