宇宙でメダカ90日飼育可能 実験装置を初公開 [産経]

 宇宙航空研究開発機構JAXA)と三菱重工業は4日、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」に来年設置する水生生物実験装置を公開した。これまで宇宙でメダカを飼育できる期間は約2週間だったが、この装置を使えば90日間飼育できる。JAXAは「最長の飼育期間になり、宇宙環境が生物に与える影響をより研究しやすくなる」としている。

 JAXAによると、実験装置は幅約90センチ、奥行き約70センチ、高さ約60センチのアルミニウム製の箱型。内部に二つの水槽を備え、自動的に餌を与えたり排せつ物をフィルターで濾過したりすることで長期間飼育することが可能となった。

 最初の実験では、メダカを60日間飼育し筋肉の萎縮や骨量の減少などを分析。将来的にはメダカを3世代にわたって飼育して世代間の変化を研究する。

 装置は宇宙ステーション補給機こうのとり」3号機で運び、メダカはロシアの輸送機で運ぶ予定。

おお、HTV「こうのとり」3号機についにこれが載るのか! 宇宙空間で世代交代を繰り返すというのは非常に興味深い実験ですね。アストロメダカ。ラックは「こうのとり」に載せるそうですが、メダカはプログレス補給線らしい。これはどうなんでしょう、「こうのとり」では搭載機器への電力供給に対応してないとか、専用の機器とかそういうことでしょうか? プログレスはISSに短い日数で到着するというのもあるかもしれません。いずれにしろ期待。

国際宇宙基地の生物飼育装置公開 三菱重工神戸 [神戸新聞]

やはり神戸造船所だったそうです。マウスカプセル作ってるところですね。