グレイル、1号機が月周回軌道へ投入成功 [月探査情報ステーションブログ]

グレイルAは、アメリカ太平洋時間12月31日午後2時(日本時間では1月1日午前7時)に、軌道修正及び減速のための噴射を終了しました。午後3時(同午前8時)現在、グレイルAは近月点90キロメートル、遠月点8363キロメートル、1周回時間約11時間半の月周回軌道に投入されています。

さて、グレイルは2機構成の探査機ですので、1機が周回軌道に入っただけでは成功とはいえません。次の重要なポイントは、もう1機、グレイルBの月周回軌道投入です。こちらの方は約1日遅れで実施されます。アメリカ太平洋時間午後3時(日本時間1月1日午前8時)現在、グレイルBは月から約4万8000キロ離れたところを飛行しており、月へ向けて時速1442キロメートルで飛行しています。グレイルBの軌道投入のための噴射開始は、アメリカ太平洋時間1月1日午後2時5分(日本時間1月2日午前7時5分)に行われ、噴射は39分間にわたって継続される予定です。

さて、GRAIL-Aは今朝無事に月周回軌道に投入されたそうです。続いてGRAIL-Bが2日朝に軌道投入される予定になっており、連チャンですね。