政府、JAXA法改正へ 平和目的規定を削除、安保分野での宇宙利用を促進 [産経]

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 政府は、独立行政法人宇宙航空研究開発機構」(JAXA)の設置法(JAXA法)を改正し、宇宙開発を平和目的に限定する項目を削除する方針を固めた。安全保障分野での宇宙利用促進が狙い。1月24日召集予定の通常国会に改正案を提出する。ミサイル防衛(MD)の精度向上に向け、偵察衛星や早期警戒衛星の研究開発が可能となり、中国の衛星攻撃兵器(ASAT)開発にも対抗できるようになる。

 現JAXA法は、機構の業務を宇宙開発・研究、人工衛星の開発・打ち上げなどと規定するが、いずれも「平和目的に限る」としており、JAXAの活動は大きな制約を受けていた。

 改正案では、平和利用規定を削除。宇宙開発の理念を定めた政府の宇宙基本法に合わせ「わが国の安全保障に資するよう行われなければならない」との規定を新たに盛り込む方針。

 また、JAXAの所管を文部科学省から、文科省内閣府の共管に改正。関係省庁が一体となって宇宙開発を進めることができるよう体制を整備する。

JAXAの予算は増えないまま更に食いつぶされる様が見て取れますな。現状でも情報収集衛星の分が受託収入名義で毎年500億円前後の固定費として食い込んでいて、JAXA枠は実質1800億円の水準に減らされています。これ以上やること増やすなら(そうでなくても)これまでの分も含めてそれ相応の予算を割り振るべきですし、そうで無ければ別枠でやるのが筋。
っていうかそもそも実用衛星ならそれを担当する部所が負担すべきですよね。