國中均プログラムディレクタに2012年米国航空宇宙学会(AIAA)がフェローの称号を授与 [JSPEC/JAXA]

 私、國中均は米国航空宇宙学会(American Institute of Aeronautics and Astronautics:AIAA)の フェローの称号を授与される旨案内を受けました。これは、これまでの電気ロケットの研究開発、 大学院教育、無人宇宙実験・観測フリーフライヤー(SFU人工衛星の開発/運用/回収、および マイクロ波放電式イオンエンジンによる「はやぶさ小惑星探査機の地球〜小惑星間往復航行達成に対する 功績が認められたものであり、たいへん光栄に存じます。

 AIAAは世界に3万5千人の会員を持つ、最大の宇宙航空技術分野の学会です。 フェローの称号はたいへんに名誉なことで、これまでに日本人はたかだか10名程度しかその栄誉に 与っていません。既に鬼籍に入られた方々も多く、現役はほんの数名です。特筆すべきこととして、 國中の恩師である栗木恭一宇宙科学研究所名誉教授はフェロー会員であることはもとより、 その先師である谷一郎先生(故人)はさらにその上の名誉フェロー会員(Honorary Fellow)で いらっしゃいます。日本の宇宙航空技術は、世代を引き継ぎながら連綿と研鑽に勤しみ、 確実に成果を納めてきたことの証と言えます。先達のご指導に報いることができ感謝すると共に、 宇宙技術の発展および後進の育成に尚一掃尽力する所存です。

おめでとうございます!