三菱電機、宇宙通信機器の試作でも不適切請求 情報通信研究機構が指名停止に [日経]

 三菱電機は3日、情報通信研究機構との宇宙通信機器の試作の契約でも費用の不適切請求があったと発表した。情報通信研究機構は同日付で三菱電機を指名停止にした。期間は1〜18カ月で、実態調査や再発防止策の策定などの進捗状況を見極めて決めるという。不正があった具体的な契約物品名や金額は明らかにしていない。

 1月27日に三菱電機防衛省宇宙航空研究開発機構JAXA)などとの契約で費用の過大計上が見つかり、情報通信研究機構三菱電機に調査を指示していたという。三菱電機の調査では、不適切請求がみつかったのは鎌倉製作所(神奈川県鎌倉市)の技術部門。別の製品の作業をしている時間も契約製品の作業をしているように報告するなどの作業工数の付け替えがみつかった。

 情報通信研究機構によると、三菱電機と同機構は人工衛星に組み込む送受信装置や、地上で衛星からの電波を受け取るシステムなどで契約実績があるという。

NICTもか…