明星電気、全国420カ所の震度計を衛星経由で通信可能に [日経]

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 1995年の阪神大震災のときに、地上回線だけだと障害で震度データを送れなくなるケースがあったため、気象庁はその後、DCPの普及を進めてきた。昨年3月の東日本大震災では衛星経由でデータをやりとりできることの必要性が証明されたため、さらに増やすことにした。

 DCPは衛星通信送信部、電力増幅部、送信アンテナで構成する。地上回線が障害を起こしたとき、運輸多目的衛星のひまわりを通して震度データを送信、気象衛星通信所などを通して気象庁にデータが届く。

 気象庁は全国に約600の震度計を設置しているが、そのうち今回の工事の対象となるのは420カ所。290カ所で装置を新設するほか、130カ所では古い装置を更新する。新しい装置は停電になっても3日間は稼働するよう、電源部を強化してある。昨年12月から工事を始めており、3月末までに終わる予定だ。

震度計とのデータリンクが途切れて緊急地震速報の精度が落ちたりしてましたし、衛星間通信で多少ラグがあっても繋がっていることが大事ですよね。ちなみに明星電気は宇宙と防災両方を手がけてます。