ほこりが積もったオポチュニティの自画像 [AstroArts]

オポチュニティはこれまでに火星の(南半球の)冬を4回過ごしてきたが、双子の火星探査車「スピリット」に比べて赤道に近く、太陽光をより多く浴びていたので、大きな問題はなかった。しかし、太陽光発電パネルに大量のほこりが積もってきた今回は話が違う。発電量が低下してしまっており、冬が終わるか風が吹いてほこりが吹き飛ばされるかしない限り、大きく動くことはできない。

そこで運用チームは、オポチュニティを斜面に停車させている。火星の南半球の冬至(3月30日)のころ、太陽の高度はもっとも低くなっているが、斜面に留まることで少しでも多くの太陽光を受けられるようにしているのだ。「グリーリー・ヘイブン」という場所で探査活動を続けながら、オポチュニティは春の訪れを待っている。

うわ、想像以上にもっさり積もってた。よくこんな状態で機能できるものですね。