幅広い衛星、宇宙船に対応=次期ロケットH3で宇宙機構 [時事]

 宇宙航空研究開発機構の立川敬二理事長は10日の記者会見で、次期基幹ロケット「H3(仮称)」について、低軌道の中型地球観測衛星から静止軌道の大型通信・放送衛星、将来の有人宇宙船の打ち上げまで、幅広く対応できる設計にしたい考えを明らかにした。
 昨年度から研究に着手しており、第4期中期計画(2018〜22年度)期間中の試験機打ち上げを目指す。第1段エンジンや補助ロケットの数を変え、多様なパターンを用意することを検討しており、07年にH2Aを移管した三菱重工業などと開発する。
 立川理事長は「融通性が高く、競争力があって長持ちするロケットにしたい」と述べた。

公式にH-Xのロードマップに言及したのは初めてでしょうか。