JAXA、「H2B」打ち上げ業務を三菱重に完全移管へ [日刊工業新聞]

 宇宙航空研究開発機構JAXA)と三菱重工業とで共同開発した国産最大のロケット「H2B」の打ち上げ業務が、JAXAから三菱重工に完全移管されることが確実になった。
 今年夏に打ち上げる同3号機の打ち上げ成功が前提条件となるが、4号機から三菱重工が打ち上げを行う。これにより、三菱重工は国産基幹ロケット「H2A」に続いて、H2Bによる商業衛星輸送ビジネスに参入することになる。
 H2Bロケットは静止軌道への打ち上げ能力がH2A(202型)の2倍にあたる8トン。2009年9月の第1号機となる実証機以来、2号機まで連続打ち上げに成功、7月21日には3号機を上げる。いずれも国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ補給機「HTVこうのとり)」を載せた、輸送に使われている。

ところでH-IIB用の5m径デュアルフェアリングは開発するんでしょうか? 以前MHIで行われた説明会ではH-IIBに高度化した2段目を搭載する案はまだ具体化してない感触でしたが、もし高度化して静止衛星をデュアルロンチするなら価格面ではアリアン5に対抗できそうな感じであります。4/4D系フェアリングだとちょっと狭いですよね。