12/06/17: 嫦娥2号、小惑星への探査を実施か [月探査情報ステーションブログ]

2010年10月に打ち上げられ、半年間月を周回したあと、地球と太陽のラグランジュ点へ移動して探査活動を続けている嫦娥2号ですが、さらになんと、小惑星とのランデブーを行う計画が持ち上がっていることがわかりました。

もとの中国語の記事を翻訳・紹介し、Twitterでのつぶやきとして伝えている人たちの情報によりますと、目的地となる小惑星はトータチスという小惑星で、来年の1月にランデブー予定とのことです。

なお、このトータチスという小惑星は、地球に近い軌道を周回する「地球近傍小惑星」の1つで、かつて1994年に打ち上げられたアメリカの月探査機クレメンタインは、2ヶ月の月周回探査のあと、この小惑星に向かう予定でした。この時にはスラスターの不具合により探査機は予定の行動を取れず、そのまま行方不明となりました。

なんとL2から小惑星へのアプローチに向かったようです。対象はかつて米クレメンタインが狙っていたというNEO天体トータチス。ここまでできるということは推進剤たっぷり残してたんでしょうね。