宇宙戦略室が発足…研究開発・産業振興を担う [読売]

 政府の宇宙開発戦略を強化するため、内閣府の「宇宙戦略室」が12日発足した。

 各省との総合調整などの権限を持つ司令塔組織で、宇宙の研究開発、産業振興などを担う。宇宙戦略室発足にあわせ、予算方針などを審議する「宇宙政策委員会」も内閣府に設置された。

 宇宙戦略室は、新設の宇宙審議官をトップに、約30人のスタッフからなる。宇宙政策を立案し、産業利用分野を担当する経済産業省、研究開発を担う文部科学省などと調整して、政策の重点化、効率化を進める。日本版GPS(全地球測位システム)を構築するための準天頂衛星の整備、運用も行い、アジア地域を中心に、利用の普及を狙う。

 宇宙政策委員会は、文科省の宇宙開発委員会などを廃止して新設された。非常勤の有識者(委員数は7人以内)で構成、近く人選が決定する見通し。戦略室などの要請に応じ、宇宙政策に関わる予算の重点配分方針や人工衛星打ち上げ計画の妥当性、安全性などを審議する。各省の施策に対し、勧告や意見を出すこともできる。

内閣府に「宇宙戦略室」設置 [NHK]

宇宙戦略室には24人の担当者が常駐し、災害により対応できるGPSの機能を強化した衛星の開発や、国際宇宙ステーションへの参画のしかたなどを検討することにしています。

衛星いらんかね 内閣府に宇宙戦略室、アジアへ売り込み [朝日]

初代室長には経済産業省出身の西本淳哉氏が就任し、新設する宇宙審議官を兼ねる。

日本版GPS整備へ宇宙戦略室が発足 [日経]

各省庁でばらばらに担当してきた宇宙行政を一元化して司令塔の役割を担い、古川元久国家戦略相が宇宙政策担当相を兼務した。

内閣府に「宇宙戦略室」−日本版GPSの整備・運用担う [日刊工業新聞]

 今回の新組織発足に伴い、非常勤の有識者らが宇宙開発の長期計画を議論して首相や閣僚に助言する「宇宙政策委員会」を設置。手始めに「8月上旬までに数回の会合を開き、政府の2013年度宇宙関係予算の概算要求の見積もり方針をつくる」(國友宏俊宇宙戦略室参事官)計画だ。

早速本日発足したようです。政策委員会は後日。