人類初の月面着陸:アームストロング船長死去 82歳 [毎日]

え、なんと…

 【ニューヨーク草野和彦】米国の宇宙船「アポロ11号」の船長として1969年、人類で初めて月面に降り立ったニール・アームストロング氏が25日、死去した。82歳だった。家族が発表した声明によると、心臓血管手術に伴う合併症が原因。米紙ワシントン・ポスト(電子版)は出身地の中西部オハイオ州で死去したと伝えた。

心臓を患っておられたんですか。再び人類が異星の地を踏む時を見届けて欲しかったですが、残念な事に一足先に旅立ってしまわれました。

合掌。

 NASAはウェブサイトのトップにアポロ計画当時のアームストロング氏の写真を掲載。ボールデン局長の「アームストロング(という巨人)の肩の上に立ち、我々は次の宇宙開発に臨む」とのコメントを掲載した。

 日本人として初めてスペースシャトルに搭乗した毛利衛日本科学未来館館長(64)は「アポロ11号の月着陸成功は21歳の私の人生を変えた。アームストロングさんに直接お会いした時、ニコニコしながら私の話を聞いてくれ、サインしてもらった喜びは忘れられない。彼はすべての宇宙飛行士のあこがれであり目標だった」と、その死を悼んだ。

月面着陸、「人生を変えた」と悼む毛利さん [読売]

 日本の小惑星探査機「はやぶさ」計画の責任者、川口淳一郎さん(56)は、「宇宙の『冒険の時代』が終わりゆく象徴のように思う」と語り、偉大な先駆者の死を悼んだ。

Statements on the Passing of Neil Armstrong [NASA]

バズ・オルドリン氏らのコメントも。



16歳で飛行機仮免許、「鉄の神経」持つ船長 [読売]

 アポロ11号で人類で初めて月面に降り立った米宇宙飛行士のニール・アームストロングさんが、飛行機の仮免許を取ったのは16歳の誕生日。

 自動車の運転免許を取るより先だった。米海軍パイロットを経たのち、その操縦技術や冷静沈着ぶりが見込まれ宇宙飛行士に選ばれた。

 アームストロングさんは「鉄の神経」を持つと言われ、危機に際しての冷静さは尋常ではなかった。月着陸では船長として着陸船の操縦かんを握ったが、前方の着陸場所は、大きな石がごろごろしていて着陸できない。船内は警報音が鳴り響き、燃料の残量計はゼロに近づいていた。それでも平然と予定地点を飛び越え、平らな場所を見つけると静かに機体を着陸させた。

帰れない覚悟で偉業 死去のアームストロング船長 [産経]

 71年にNASAを辞職した後はマスコミへの露出を控えたが、86年のスペースシャトル「チャレンジャー」爆発事故の事故調査委員会に名を連ねるなど、宇宙・航空技術には強い関心を持ち続けた。

 それだけに、米国の宇宙政策の転換には忸怩(じくじ)たる思いがあったようだ。有人月探査の中止を打ち出したオバマ大統領に手紙を出したともいわれている。

 的川氏はアームストロング氏の心中をこう推察した。「人間の宇宙飛行が型にはまり、同じようなフライトが繰り返されている。アームストロング氏は大冒険の話が聞けなくなることが寂しかったのではないだろうか」

非常に謙虚でいて、晩年も静かに情熱を燃やし続けたお人柄だったようです。

元宇宙飛行士 ニール・アームストロング氏が死去、82歳。アポロ11号で人類初の月面着陸 [Engadget]

リンク先 NBC によると、遺族のコメントは:

"For those who may ask what they can do to honor Neil, we have a simple request. Honor his example of service, accomplishment and modesty, and the next time you walk outside on a clear night and see the moon smiling down at you, think of Neil Armstrong and give him a wink."
(ニールを称えるために何をすべきかと尋ねるかたには、簡単なお願いがひとつあります。故人が示した奉仕と達成、謙虚さに敬意を払ってください。そして次の晴れた夜に外を歩いていて、月があなたにほほえみかけているのを見たときは、ニール・アームストロングのことを思って、ウィンクしてあげてください)



鷲の舞い降りたあの海辺に。