水星表面にスマイルマーク [VOR]

マークが見つかったのは、水星の南半球にある37キロメートルのクレータの底。その中心にある小山は、微笑する口を思わせ、隣合う二つの高台は、まるで「目」のように見える。写真は、先月10月4日「メッセンジャー」に搭載された高解像度カメラNACによって撮られた。

こうした楽しい宇宙写真は、以前にも見つかっている。例えば今年6月、やはり「メッセンジャー」が、水星の南極付近の3つのクレーターを写した写真を送信してきたが、そのシルエットはミッキーマウスを思わせるものだった。 また2010年3月、探査機「カッシーニ」が土星の衛星ミマスを撮った赤外線写真の中に、学者達は、1980年代に流行ったアーケード・ゲーム「Pac-Man」のキャラクターを思わせるクレーターを見つけている。
 なおこうしたすべての発見は、不定形の対象物が違ったものに見える現象によるもので「パレイドリア」と呼ばれる。

(NASA)

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