嫦娥2号、700万km離れた深宇宙の小惑星探査に成功(中国語) [中新網]

12月15日、中国の国防科学技術工業局は、太陽-地球ラグランジュ2点を離れて195日後の12月13日に嫦娥2号、首尾よく地球、深宇宙から約700万kmの距離を通過する小惑星の近くを相対速度10.73kmでフライバイし、国際番号4179小惑星トータティスの光学観測に成功したと発表した。トータティスの近傍観測は今回が世界初となる。これにより嫦娥2号の実験は完全に成功した。(意訳)

おおお、こりゃあ見事ですね。波長は可視光でしょうか? 画像のクレジットを見ると最接近距離は約3.2kmのようです。今回トータティスは地球に約690万kmまで接近しており、通り過ぎざまにフライバイ観測した感じのようです。

Asteroid Toutatis Slowly Tumbles by Earth [JPL/NASA]

トータティスは長い方で約4.46kmあり、今回NASAも地上からのレーダーにより観測を行っています。いやあ迫力ありますね。