「金シャチ1号」打ち上げ延期、露企業運用遅れ [読売]

 名古屋大(名古屋市千種区)、大同大(同市南区)、中部地方の中小企業らが共同開発した人工衛星「ChubuSat―1」(愛称・金シャチ1号)の打ち上げが最大で1年延期されることがわかった。

 「金シャチ1号」は東大や東京工業大、九州大などの研究グループがそれぞれ開発した3基の小型人工衛星とともに、ロシアとウクライナの合弁企業「コスモトラス社」の運用する商用ロケットに搭載され、オレンブルク州のヤスネ宇宙基地から12月に打ち上げられる予定だった。コスモトラス社によると、「金シャチ1号」より前に打ち上げられるはずだった別のロケットの打ち上げが遅れ、時期がずれ込んだという。打ち上げは来年9月から12月頃になるとしている。

うーむ、1年延期とはまた随分長引くことになりましたね。ちなみにこれはドニエプルというICBMを転用したロケットです(何かに対する皮肉ではありませんw)。延期理由は技術的なものではなく運用上の問題のようです。この打ち上げでは他にも日本の小型衛星が相乗りすることになっており、東大・次世代宇宙システム技術研究組合の「ほどよし1号機」、東京工業大学東京理科大TSUBAMEスパコンにあらず)、九州大学Qsat-EOSがあります。