虚構の「まいど1号」が持ち上げられ、意義ある「はやぶさ2」がつぶされる現実 [日経BP]

うーん、見出しのような対立軸は記事中のどこにも見当たらないんですがw

 初代はやぶさは、いわば実証機であり0号機です。はやぶさのノウハウを生かせるはやぶさ2からが、いわば本番です。どこの世界に「準備ができたから本番はやらなくていい」という話があるでしょうか。はやぶさの成功に刺激を受けた米国は、日本の何倍もの予算を掛けて小惑星探査に本格的に乗り出してきています。はやぶさ2が実現しないのなら、日本は本当に「成功した者を罰する国」(松浦氏)になってしまいます。

自分のようなオタはそりゃもうずーっと追いかけてますが、なまじ「はやぶさ」ばかりが持ち上げられたために世間一般で「はやぶさ2」が目立っていない、というのはあるかも知れません。公開されている資料を読む限り、軌道の条件や探査の意義は繰り返し説明されていると見受けられますが、宇宙政策委員会は何かずーーーっと煮え切らないこと言ってます。でもまあ事業仕分けでもない限り、概算要求の査定は財務省ですよね。ちなみに2012年度予算では要求額から半減されましたが、当時の野田首相は0査定に対し予算を盛り込むよう働き掛けていた、という話もあります。確か財務省側は優先順位をどうのこうの言ってたと記憶してますが、その意味では今回文科省はほぼ「はやぶさ2」単独押し。まあ万一何かあっても補正予算で辻褄合わせてくる可能性もありそうですが… うーん、もういい加減時間無いのに何時までのらりくらりしてんだよと突っ込みたくなる気分ですw