ロコットの打ち上げ、完遂できなかった可能性 [sorae.jp]

 アメリカ戦略軍保有する宇宙監視ネットワークが提供している情報によれば、コスモス2484、2485、2486は高度1500km前後、傾斜角82.5度の軌道に乗っている。これはストレラ衛星の典型的な軌道であり、打ち上げが成功したと言うのは間違いではない。しかし問題なのは、ブリーズKMが未だ同じ軌道に乗ったままでいることだ。

 通常、ロコット/ブリーズKMの打ち上げにおいては、上段ロケットであるブリーズKMをなるべく早く地球に落とすため、衛星分離から660秒後に逆噴射を行い、高度の低い軌道に移る。これはブリーズKMがいつまでも軌道に留まることで、爆発したり、他の衛星にぶつかったりする危険を少なくするためだ。

うーむ、通常は軌道離脱噴射を行うとのことなので、どうもそれが実行されなかったかのではないかという話ですが… とりあえず衛星の打ち上げ自体は成功しています。