宇宙政策委:85事業、重要度を4段階評価 政府に提言 [毎日]

 約100件のうち最高評価の「最重要事業」は8件。準天頂衛星のほか、事実上の偵察衛星である情報収集衛星気象衛星などが選ばれた。小惑星探査機「はやぶさ2」の開発は2番目の評価の「重要事業」だった。

 費用対効果が低いとみなされた有人宇宙活動や宇宙探査などは軒並み厳しい評価を受けた。ISS関連や月面探査計画は最低評価の「事業の見直しが必要なもの」となった。

宇宙政策委:85事業、重要度を4段階評価 政府に提言 [毎日]

 委員会は昨夏以降、宇宙開発に関する予算配分を省庁の枠を超えて審議してきた。

 委員会は各事業を、最重要▽重要▽予算の可能な範囲で実施すべきだ▽見直しが必要−−で格付け。最重要の8事業は、準天頂衛星開発のほか、事実上の偵察衛星となる情報収集衛星気象衛星の関連費用など。14〜15年の打ち上げを目指す小惑星探査機「はやぶさ2」の開発は「重要」とした。

 一方、見直しを迫られた10事業には、月面探査ミッションの研究推進、地球観測衛星「だいち」の後継機や気候変動観測衛星などの開発が含まれた。これらに対しては、委員から「メリットが明らかでない」「成果が十分でない」などの意見が出ていた。

資料はまだアップされていませんが、こんな感じだったようです。気象衛星はおそらく「ひまわり」後継機でしょうが、以前随分と予算に苦労してたことを思えば最重要に位置づけられたのは朗報ですね。準天頂は既定路線という感じですが、「はやぶさ2」も何だかんだでそれに次ぐ上位に位置づけられたのはちょっと胸をなで下ろしました。しかしALOS-3に対し「メリットが明らかでない」とはどういうことなんですかねェ。まあとりあえず資料待ち。