ドリルで火星の岩石を初採取 NASAの火星探査車 [共同]

米航空宇宙局(NASA)は9日、火星で活動中の無人探査車「キュリオシティー」が初めてドリルを使って岩盤に深さ6・4センチの穴を開け、分析用の岩石の破片を採取したと発表した。

キュリオシティ、火星岩石の初採取に成功 [月探査情報ステーションブログ]

この「はじめて」は、もちろんキュリオシティとしてのはじめてもありますが、火星の無人探査機として、岩石にドリルで掘削をして岩石を採集するというのは、実ははじめての偉業なのです。

キュリオシティのサンプル採取装置担当者の、 NASAジェット推進研究所(JPL)のルイーズ・ジャンデュラ氏は、「今回、火星の岩石を掘削するために、私たちは8つのドリルを開発し、地球上の20種類以上の岩石に、合計1200以上の穴を開けた」と、その開発の苦労を語っています。

先日までドリルの各テストを行ってきましたが、いよいよ本格的にサンプル採取に乗り出したようです。実は自分もドリルはこれまでにも搭載されたことはあると勘違いしていましたがw、これまでは全てアームによる採取だったんですね。これから出てくる様々な解析結果が楽しみですね!