ロシアの衛星、中国の気象衛星「風雲1号C」由来のデブリと衝突 [sorae.jp]

なんと。

 米アナリティクカル・グラフィックス社(AGI)の研究部門CSSIは8日、ロシアの小型衛星ブリッツと、中国の気象衛星「風雲1号C」に由来するスペース・デブリとが衝突したと発表した。

 CSSIによれば、今年2月4日にロシア側からブリッツの軌道と姿勢が変化していること、またその変化が生じたのは協定世界時2013年1月22日7時57分ごろであることが報告された。それを基にCSSIが調査した結果、風雲1号Cの破壊によって生じた破片が、協定世界時2013年1月22日3時8分にブリッツに接近することが判明、また変化が生じたとされる時期に接近する物体はただこの一つだけであることから、ブリッツの軌道と姿勢の変化は風雲1号Cと衝突したために生じたと結論付けられた。

 ブリッツの被害は明らかになっていないが、姿勢が乱れたことでレーザー測距は行えない状態になり、また衝突によってデブリが生じたことも確認されている。同社では衝突の原因や被害、今後の影響については、より多くの研究が必要としている。

地上からの観測で新たなデブリの発生が確認されたということはかなり大きな破損が生じてそうですね。現状ではアメリカ側からの観測で判明した部分だけでありロシア側からの発表はまだ無いようですが、あの軌道は観測衛星御用達でありその影響が気になります。