宇宙政策委員会 宇宙科学・探査部会 第1回会合 議事次第

宇宙政策委員会における科学系の初会合ということでまず資料が上がっています。

新たな宇宙基本計画における宇宙科学・宇宙探査の位置付け及び主な関連事業の概要(0.5MB)

各国のISS分担率および各国予算内でのISS関係予算比率が載っています。

2.我が国の主要な宇宙科学・宇宙探査、有人宇宙活動プログラムの概要(0.7MB)

「主要な」の中にSELENE-2が挙がっているのが意外でした。プロジェクト化に向けて何らかの動きがあるのでしょうかね。
また気になっていたASTRO-Hの打ち上げ時期ですが、やはり2015年になるようです。

1.2.1 赤外線天文衛星「あかり」(ASTRO-F)(0.8MB)

SPICAは2022年目標となっています。当初から5年くらいずれ込んでますが、大型国際ミッションですし今からだとこれくらいはかかりますよね。米国・韓国・台湾も観測装置の開発に参画。日本主導でこれだけ巨大な宇宙望遠鏡が上がるというのは熱いですよねえ。赤外線だけに。

2.3.2 BepiColombo計画(日欧国際共同水星探査計画)(0.8MB)

金星スイングバイを2回、水星スイングバイを4回繰り返してようやく水星周回軌道に投入されるそうです。太陽に近づくのも遠ざかるのも大変。ちなみにNASAのMESSENGERは水星スイングバイが3回だったようです。

4.月探査(月周回衛星「かぐや」、月面着陸・探査ミッション「SELENE‐2」)(0.9MB)

惑星科学会を中心とした外部コミュニティに対して「SELENE-2着陸候補地点検討」を依頼し、現在検討継続中。

とのことで、国際協力を念頭に置いたコンフィギュレーションについても検討を進めるそうです。今年初めの宇宙科学シンポジウムの資料を見てもあちらを立てればこちらが立たずみたいなジレンマがあるようでしたし。しかし有人関係が後ろの方にちょろっと載ってるだけで何か肩身狭い感じですねえ。ここだけ見て言うのも何ですけど。
あと過去5年間におけるJAXAの各分野の予算額推移も一番最後に載っています。